【エロゲ感想】ノラと皇女と野良猫ハート(HARUKAZE)

HARUKAZEさん作『ノラと皇女と野良猫ハート』の感想になります。

『ノラと皇女と野良猫ハート』は、HARUKAZEから2016年に発売されたエロゲです。
くすりと笑ってしまう独特のギャグと、クセの強いユニークなキャラクターたちが魅力の作品ですね。

ノラと皇女と野良猫ハート(以下ノラとと)は評価が高く、
私の大好きな声優の桐谷華さんもいらっしゃるので、非常に期待しております。

それでは以下に感想を記していきます。なお感想はルートを終えるたびにその都度、記しています。
なお、修正パッチ適用済みの「Ver.1.07」でプレイしています。

※ネタバレ全開ですのでご注意ください

『ノラと皇女と野良猫ハート』公式サイト

『ノラと皇女と野良猫ハート』のネタバレ無しレビューはこちらのサイトに掲載しております。

目次

シナリオの感想

共通パート

なんか独特なペースで展開していきますねこのゲーム。
総じて面白い。ネタも笑えるし、ナレーションはなかなか斬新。
屋上で告白のシーンは茶番すぎましたが、この作品だとなんか許せてしまいますw

そしてノラが猫になって人間に戻るため四苦八苦するパート。
ここはまあ普通に面白かったです。ユウラシアちゃん可愛い。

そして個別ルート分岐前のみんなで花火やるパート。
ここでメインヒロインたちの掘り下げが少しだけ見れますね。
シャチに関しては新たな情報は無かった気もしますが。

基本ギャグときおりシリアスって感じで進んでいきます。

ギャグパートは各々好き勝手に喋るので、細かいことは気にせずアバウトに楽しむべきかもしれません。

とはいえギャグの質は高く面白いので、サクサクプレイできます! 下ネタ多めですがw
ノラの友人トリオが結構好きです。田中ちゃんは大変そうなポジションだと思いますw

明日原ユウキ√

告白断るのかよw
一見軟派に見えるけど実は誰にも心を開かないユウキちゃん。
ノラの告白に対してどこか懐疑的だけど最終的にデレるユウキちゃん。
ユウキちゃん基本的に軽いので何考えてるかわかりづらい。

「自分が昔猫に酷いことしたので、自分が他者に酷いことされても黙って受け入れるしかない」
この主張は賛同しかねます。
それとこれとは全く別問題でしょう。猫に酷いことしたと思うならその猫に罪滅ぼしなりなんなりをすればいい。

昔捨てたマゾボがいるところで働くのは良いことだと思います。
関係ない第三者のされるがままになる必要なんて全くない。
結局無理して自分に言い聞かせてるだけなんですよね。

不良に絡まれているところを助けてくれたノラに少しだけ心を開いたのか、なんやかんやで付き合いだした二人。
親が仕事で運動会に参加してもらえない子どもが登場。
親の代わりにその子の保護者を務めるノラとユウキたち。

そしてイチャイチャしてから喫茶店襲撃事件発生。
ここからの流れがすごい良かった!

正直ここまでは「なんか微妙だなー」とか思ってたんですが、襲撃されてからやり返しに行く展開が熱い!
なんかベタな感じもしますがこういうのに弱いんですよねー。挿入歌が流れるのも良い演出ですね!

てかノブチナちゃんヤクザの娘だったんですねw
話すと下ネタばかりなので「ビッチはノブチナのほうでは・・・?」とか思ってたんですが、ヤクザの娘なら納得です(

そんなノブチナちゃんはともかく、ユウキがノラの告白を拒否した理由も明かされ、もやもやがすっきりしていくのを感じました。

ノラが停学で済んだのはご都合主義な感はありますし、
個人的にはユウキ自らケジメをつける展開がベストかなと思いましたが、終わり良ければ全て良し!

黒木未知√

恋愛奥手の未知と猫から人間に戻りたいノラとの恋愛模様。

ユウキが「当たっちゃった」と言ってたのは未知に対する嫉妬からですかね?
ズバズバ容赦なく斬ってくので、このときのユウキはすこし怖い。

個別入ってもこのゲームらしい展開の仕方。
基本的にボケ倒していくスタイル。手品する必要があったのかは疑問ですが。

ノラを猫から人間に戻そうとしたら未知が猫になって猫になった未知を人間に戻そうとしたらまたノラが猫になってなんやかんやあってノラが人間に戻って未知と付き合うことになりましたとさ。

長かった・・・w いやほんとに。
正直ご都合主義半端ないですが、告白のシーン感動したので水に流してあげるとします(謎の上から目線)

ネコのお考え「カニクリームコロッケ」が会心の出来ですね。これめっちゃ面白いw

そして未知の母親との闘い。

ルート完走して私が抱いた感想を述べます。

「どうしてこうなった」

未知とノラが誕生日ケーキを持っていく場面までは良かったんです(イラつく部分も多々ありましたが、まだ許容出来た)。

ここからの展開が酷すぎませんかね。

ノラはなんでそんなに猫になりたがるの? なんでいきなり化け物に変身したの? なんで未知が冥界にいって大活躍する流れになるの? なんで・・・
といった具合に疑問が次から次へと湧きあがって、シナリオ読む気が失せました。

私はエロゲのプレイ数はまだまだ少ないと思いますが、プレイしていてシナリオ読む気が失せたのは初めてです。
展開が強引過ぎてダイジェストみたいになっていますし、無理やり畳んだような印象しか受けません。
そこまで時間かけて丁寧に描写していたのに、終盤がこれだと興ざめもいいところです。

それと未知の母親クソすぎませんか。
娘の主張は全く聞かないくせに自分の主張だけは押し通そうとする。そして自分が騙されていることにも気付かない。

娘のためなわけがなく、全ては自分のエゴのため。本当に娘のためを思うなら娘の意見もきちんと聞きいれます。

娘とその彼氏が努力して誕生日にケーキを持ってきてくれたのにその努力を台無しにする。
確かにノラには礼節に欠けた部分があったのかもしれない。
でもそれを自覚して改善しようとノラは努力していた。その努力を碌に見もせず頭ごなしに「帰れ」の一点張り。

母親に問題があるのは共通の時点である程度察していましたが、まさかここまでとは思いませんでした。呆れるほどのクソさです。

良いところを挙げると、ヒロインである未知自体は良かったと思います。
子どもっぽいところとかすぐ泣くところとかすごく可愛いです。

ギャグやネタも良かったと思います。
笑える場面多かったですし、未知の金髪化も良い意味で意表を突かれ、この辺りはかなり楽しめました。

ですが、「未知の母親がクズすぎる」「シナリオの展開が雑すぎる」
この二点が酷すぎるので、私の許容範囲を越えてしまいました。

期待外れだったと言わざるを得ません。非常に残念です。

夕莉シャチ√

シャチはノラの母親(の代わり)になりたがるが、ノラはそれを受け入れられずに反発。
それが原因でケンカしてしまうが、ノラはシャチに対する想いを自覚しシャチに告白。二人は付き合うことに。

ここまで非常に良い流れですね。ノラの母親が生きていた頃の回想を交えつつ、シャチとの進展を描いていく。
良いと思います。しかし気になるのはやはりシャチの素性。シャチは一体何者なのか。

シャチさんは天界の機械のようです。そしてナレーションの正体はノラのお母さんでした。

ルートの尺が短めで、内容もかなり薄いです。
いやほんとに未知ルートと比べると、尺に差がありすぎる気がするんですが。

ルートの中身も「シャチは天界で作られた機械」ってことと、「ナレーションはノラのお母さん」ってことがわかるだけですね。
二人が付き合うまでが一番楽しめました。

それでも不思議と、「酷いルートだなー」とかは思わないという。
未知ルートが酷すぎたんや・・・。

パトリシア・オブ・エンド√

本を読んで地上の勉強に励むパトリシア。
「ともだちとはなにか」と訊かれ、返答に窮するノラ。
教えてくれなかったことを根に持ったパトリシアは地上を滅ぼそうとするも、ノラたちはこれを何とか食い止める。

冥界の住人であるパトリシアのルートなので、
突拍子もないことが起きても、よほど酷いものじゃ無い限り受け入れる心構えでプレイしていましたが、ここは普通に面白い。
空の色が変わって自分たち以外誰もいなくなっても、ノラたちは相変わらずボケ倒しています。
緊張感は全くないですが、このゲームらしいノリなので個人的にはアリですね。

そしてノラの眷属化が長期に及び、ノラは猫として生きることを望む。
紆余曲折の末、結局ノラは人間に戻り、パトリシアたちと別れることになる・・・はずが、パトリシアだけ冥界に帰れなくなってしまう。

このパートはツッコミたい部分が大量にありますが、特に気にしないことにしますw

しかし一つだけ言わせてもらうなら、ギャグのノリで突っ走るのは良いんですが、少し尺が長いかもしれませんね。
見ていて少しダレるといいますか。
もう少し短くすれば良い感じに締まると思うんですけども。

そしてノラとパトリシアが付き合うまでのパート。
母親の骨を海に捨てたのはビックリしましたが、良い流れでした。
パトリシアの無垢で初々しい感じがたまりません。

ルーシアとノラの対決パート。
ルーシア、スプリンクラーに敗れたり。
そして3Pへ。
ルーシアは好きでも嫌いでもないので若干退屈なパートでした。
あの、ユウラシアちゃんはどこに・・・?

ユウラシアとノラの対決パート
言ってたら出てきましたね、ユウラシアちゃん。
ユウラシア出てこないままED流れるのかと思いましたw
ユウラシア、パトリシアの愛液に敗れたり。
そして3Pへ。

ユウラシアちゃん好きだったので、Hシーンが一瞬で終わってしまいました。
小柄な女の子のごっくんって興奮します(

冥界の母登場パート。
ラスボスかと思いきや手荒な真似はあまりしませんね(娘1回殺してますけど)

パトが生きていて世界が荒れるなら、代わりにノラが死んでしまえばいいのでは!?というトンデモ理論。

「ノラが死ぬ=パトリシアが生きていることで発生する世界の異変の解決」がどうして成立するのか。

ノラが冥界で凄いやつになったところでそもそも生まれが違うので、
地上の世界の異様な現象を沈められるはずがないと思うんですが。
根本的に解決方法を間違えている気が・・・。うん、これ、あれだ、

色々と気にしたら負けな気がしますね。それでも未知ルートよりは遥かに良かったと思いますけどw

最後のCGは良いですね。でも欲を言わせてもらうなら、みんなでわいわいCGが1枚欲しかったですね。

そして最後に。4Pは、無いんですね・・・(膝から崩れ落ちる)

まとめ
ユウラシアが出てくるところまでは結構良かったですが、冥界の母登場から怪しげな方向にストーリーが動き出します。

やはり終盤が締まらない。王道外してくる感じで、つまらないとは言いませんが面白いとは言い難い。

ですが相変わらずボケは面白いですし、パトリシアたち3姉妹もみんな可愛いのでこの辺りは文句なし。
シナリオがもう少し良ければ完璧でしたね。

主人公“反田ノラ”の感想

猫になる主人公ってなかなか無いですね。これは斬新でした。

しかしノラの人格的にはあまり個性がない印象。エッチのときに積極的で素直になるぐらいでしょうかw
ナレーションが状況説明してくれるので、ノラに感情移入しづらいっていうのもあるかもしれませんね。

子どもたちに勉強教えているのに勉強できないっていうのはどうかと思うの・・・w

あと猫に変身する話になると、妙に突っ走る傾向になるのはなぜなのか。
聞きわけがなくなる部分にはイラっとするところもありましたが、基本的には普通な主人公ですね。

総評

キスすると猫になってしまう体質を身に付けたノラ、
そしてその原因たる冥界皇女とノラのアホな友人たちが送るアホな日常を描いた本作。

隙があれば笑わせにくるボケのラッシュには大いに楽しませてもらいましたw

ナレーションも良かったです。私はこういった要素は初めてでしたので斬新で面白かったと思います。

しかし惜しむらくはやはりシナリオ。
物語としては首を捻らざるをえない展開が多かったので、ここはちょっと残念でした。

幕間に挿入される「ネコのお考え」は大半が意味不明な話ですが、「カニクリームコロッケ」はめちゃくちゃ面白かったですw
シナリオは重視せず、アホなギャグで笑いたい方にはとてもオススメできる作品かと思います!

点数

シナリオ 16
(良かった!と思えたのがユウキ√だけだったので、できればもっと頑張ってほしいです。ギャグは秀逸)

キャラ 18
(個性的なキャラが多かったです。お気に入りはユウラシア、ノブチナ、井田ですね)

音楽 15
(OPとEDが良かったですね。しかしEDは違う曲だとなお良かったかも。BGMはそこそこ)

システム及び演出 16
(システムは良好。ADVゲームとしては申し分ないかと。ナレーションもGood。タイトルコールも豊富で面白い。ただ、EDがずっと黒背景なのは少し寂しい。あと若干量の誤字脱字とテキストミスは人によっては少し気になるかも)

全体の完成度 16
(各ルートの尺がちぐはぐすぎてバランスはよろしくないです。シナリオの中身も微妙なものが多い。
ですが、それ以外のクオリティは高いのでそれも加味してこの点数に)

合計81点です(100点満点中。各項目は20点満点)

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