【エロゲ感想】クリミナルボーダー 3rd offence(Purple software)

Purple softwareさん作、
『クリミナルボーダー 3rd offence』の感想になります。

『クリミナルボーダー 3rd offence』は2023年11月にPurple softwareから発売されたエロゲです。

本作は『クリミナルボーダー 2nd offence』の続編であり、
3人目のヒロイン“メリル・ハサウェイ”にスポットが当たる作品となっております。

※ネタバレ全開ですのでご注意ください。

『クリミナルボーダー 3rd offence』の公式サイトはこちら。

目次

シナリオの感想

シナリオ評価:S

ついに仕掛けてきましたね、かずきふみさんは。

発売前に「衝撃的展開がある」との告知がありましたが、ここまでしてくるとは正直思いませんでした。

ヒロインであるひなを殺すのはエロゲの禁忌を破っており、
“境界線”を大きく越えてきたなと。

ここは正直賛否あるとは思いますが、私は最終編への期待を込めて好意的に受け取ることに致しました。
「ひなを殺してまで描きたかった“なにか”がこの先にあるはずだ」と、私はこのように考えておりますので。

次の最終編で物語がどのように着地するのか。
それ次第で、本作のこの場面の評価もまた変わってくると思います。

ヒロインのメリルは普通に可愛くて、なんかあんまり言うことはないですねw

序盤からかなり樹寄りのスタンスなので特にいがみ合うこともなく。
素直に仲間のように感じられたのは良かったです。

メリル自身の心情の変化に関してはよくあるやつで、ここはまあオーソドックスだったかなと。
周りに敷かれたレールに沿って生きてきたメリルに、自らの意志が芽生える。

樹たちと共に歩んでいくことを決めたメリルはおそらく、次の最終編でルカとやり合うことになるのでしょう。

大事な仲間を失った樹たちはどこに向かうのか。
地獄を突き進むと決意した彼らに、一体何が待ち受けているのか。

最後まで見届けたいと思わせてくれた、素晴らしい3作目でした。

リアルタイム感想(クリックで展開)

学園に転校してきたメリル。
樹の監視のために東雲から派遣されたようだが、メリルはあまりやる気を見せていない。
メリルから雨紋会の情報を引き出すため、流れでメリルが受け持つ雨紋会の仕事を樹も手伝うことに。

初っ端から面白いですね。ヤ○ザのお金の回収方法とか興味しかないんですが。
相手によって方法を変えて巧みに金を回収していくのはさすがって感じですね……w

ここでOPが流れますが、東雲と焼き肉?食べてるみたいなCGが一瞬映ってめっちゃ気になりましたw
なかなか見所ありそうなシーンで、今から楽しみですね。

雨紋会を潰すために店の顧客の中に力を持っている人物がいないか調べることにした樹。 そのデータをメリルに提供して調査してもらうと、雨紋会が運営する闇カジノのVIPがいることが発覚。 この件もあってか「組織にとって有益な情報を提供する限り、樹は殺さない」とメリルは告げる。 ひとまずメリルと友好的な関係を築けそうな樹だが……。

色んなところで繋がりが出てきますなあ……w
これは私の推測なんですけど、このVIPって多分警察関係者なんじゃないかなーと。
このVIPのおかげで雨紋会が警察にあまり睨まれずにすんでいる、と考えると結構しっくりくる気がします。

警察の人がパパ活やってるっていうのも普通にありそうですしねw 
性的暴行とかそういった不祥事のニュース、現実でも結構見ますし。

社会の闇がどんどん浮き彫りになっていきますね。
なかなか攻めていますよ、クリミナルボーダー。

客のリストの調査をしたメリルから報告を受けた樹。
例のVIPは雨紋会のただの仲間だったことで当ては外れたが、リストの中に警察元幹部の孫がいることがわかる。その人物はあろうことか、樹もよく知る東海林先生であった。

東海林先生が重要人物であったことを知った樹は、どのように彼を利用するかを考える。
それと同時に、自分とは違う世界に住んでいて力を持っているメリルに、樹はこの先も協力してもらいたいと強く思う……。

めっちゃ面白いですね。
ここにきてまさかの東海林先生がこんなところで繋がってくるとは思いませんでした。

あと警察関係者が出てくるのはやっぱりって感じでしたね。
当のVIPではなくて意外なところで繋がりがあったのは想定外というか、驚きでしたけど。

あとはメリルの以下の一言が印象に残りましたね。

しがらみから解放されて平和に暮らしているメリル、見てみたくなりましたよ。
まあ難しい道ではあると思いますが、どうなるんでしょうね。

クリミナルボーダーは1作目では料理のお店を開きたいひなの夢を、
2作目では動物園の飼育員になりたい琴子の夢を、
3作目ではおいしいものをたくさん食べて穏やかに過ごしたいメリルの夢を描いてきました。

多分伏線だとは思うんですけど、これが全部綺麗に回収されることは果たしてあるのでしょうか。

レイヴに依存性があることを知った樹はそれを利用することに決める。
レイヴを拡散してレイヴの影響力を高め、雨紋会を弱体化させるアクションを起こしていく。樹は仲間が動いている間に東雲の気を自分に逸らすため、彼が指示する仕事をこなしていく。

そしてメリルと共に殺しの仕事を終えた樹は最初こそ狼狽えていたものの、ことを終えると平静を取り戻していた。そんな樹の様子を見たメリルは「にのまえは十分イカれてる」と笑い、樹の計画を上に話してもいいと告げる……。

なんか大分流れが変わってきましたね。
樹がどんどんヤバいやつになっていきますな……w

今回の件で樹はメリルに気に入られたようですが、人の死体を見てもなんとも思わなくなってるぐらい壊れてきてますね。
凛は結構樹のことを心配してくれていましたが、そういう危うさをすでに感じ取っていたのかもしれません。
これで樹が完全に闇に呑まれて、次の凛編で樹を闇から救い出すみたいな展開だと熱いかも?

いやーどう転ぶのかがマジでわからないですね。
読んでいて本当に面白いです、クリミナルボーダーは。

メリルが上に話を通し、樹はメリルの上司であるルカと名乗る人物とやり取りをすることに成功する。
樹がやろうとしていることの邪魔はしないという旨の発言を聞き、ひとまずは安心する樹。

一方で、メリルは自由に対する憧れが少しずつ強まってきていた。
自分の組織に対する商品価値を下げるため、メリルは処女を捨てたい(樹とセックスしたい)と言う。

海外マフィアの幹部?のルカですけど、CVが歩サラさんで笑いました。
微妙にカタコト喋りにしているの上手いですね。

メリルとはエッチシーンはなかなか面白かったです。
強靭な精神力でレイヴがもたらす高揚を抑えつけるのが、ヤバすぎて笑ってしまいました。さすがですね。
エッチはフェラがエロくて良かったです。ちょっと嫌そうなメリルに飲ませたの良き。シコ度高いです。

(こういう小柄な子が頑張ってじゅぽじゅぽしてるの、興奮するんですわ……!)


樹たちはみんなでご飯を食べたり、4Pしたりして束の間の平穏を楽しむ。
そしてD.D.の幹部である柳瀬という男から、「樹たちの仕事に一枚噛みたい」との申し出があった。

琴子が仕事の責任者である体を装い、その男と商談してみることに。また、琴子は最近の東雲の様子がおかしいと樹たちに伝える。昔は冷静で寛容だったが、今は落ち着きがなく焦っているようだが……。

きな臭いですね。
何かが起こる前振りのようで嫌な気配を感じます。
ここまで何も起こってなくて話が進んでいないので、そろそろ何かデカイことが起こりそうです。

メリルと仕事をこなしていた樹はひなから「辰也と連絡が取れない」との報せを受ける。
樹は辰也を探すも見つからず、メッセージを送っても既読が付かず胸騒ぎを覚える。

その後、ひなから連絡があり辰也の無事を知って樹は安堵する。そして樹は東雲からの依頼を受けて、仕事をこなす。それは「クーラーボックスの中に入った黒い液体を海に捨てる」という、いかにもな仕事。
樹はそれを見て、とてつもなく嫌な予感を抱く。

仕事を終えると、樹は東雲の呼び出しを受けて雨紋会が経営する焼き肉屋へ。
そこで東雲から先ほど捨てた黒い液体の正体を知り、「ひなが殺された」ことを知る樹。
樹は東雲から差し出されたひなのスマホを掴み、その場から逃げ出してしまう……。

辰也死ぬと思ったけど、まさかひなが死ぬとは……。
あまりにも衝撃的すぎてしばらく呆然としてしまいました。

いやだって、明らかに辰也が殺されそうな雰囲気出してたじゃないですか。
辰也だと殺されていいわけではないですけど、まさかひなを殺してくるとは全く考えておらず……。

いや、見事にやられましたね。

東雲のこのセリフが恐ろしい。

これを言われた瞬間に背筋がぞわっとして、
目の前の樹のみならず、プレイヤーである私にまで言い放ってきているような錯覚を覚えたほどです。

やってくれましたね、クリミナルボーダー。
まさかここまでしてくるとは本当に思いませんでした。

私はひなは推しではなかったのでまだマシですが、
ひな推しのユーザーさんにとっては目を覆いたくなるぐらいキツイ展開ではないでしょうか。
ほんと、とんでもないものぶっこんできましたね。

樹と辰也はメリルの力を借りて、東雲への復讐を実行する。
東雲のオンナを舎弟に殺させてそれを目の前で見せつけ、
東雲自身も果物ナイフで刺して失血死させ、樹と辰也は復讐を完了させる。

そして、メリルは飯田栞を自らの意志で殺害する。
ひながどうなるかわかっていながら、飯田栞はひなに連絡を送っていた。彼女は自らの保身のためにひなを売ったのだ。
メリルが“普通”になるための邪魔をする存在である飯田栞。
自らの保身のために雨紋会の手駒として動いた彼女を、これ以上生かしておくわけにはいかなかった……。

人がバンバン死んでいきますね。
樹に呼び出されてノコノコ丸腰で現れた東雲はかなり間抜けですが、頭に血が上っていたんでしょうか……w
行ったら絶対殺されますよね、こんなの。

まあここで東雲が変に足掻いて命拾いしたら、樹たちとプレイヤーである私たちの怒りが収まらないので、
そういう意味ではスムーズに死んでくれて良かったですが。

そして飯田栞もここで退場。
樹たちにとって害のある行動ばかりしてくるので、まあこれも残当といった感じでしょうか。
凄惨なシーンではありますがメリルが自らの意志で起こした行動ということで、彼女の成長が描かれている重要なシーンだと感じました。

樹たちは残されたD.D.のメンバーと話をつけて雨紋会の幹部を排除し、新たなチームを作らせる。
そして今まで音沙汰なかった凛が突然店に現れる。
ひなが遺した店を守るために、凛は表に出る覚悟を固めたようであった。

一方、雨紋会の組長である勅使河原吾郎の元に、メリルの上司であるルカが現れる。
組織を客分として迎えた吾郎は、海外マフィアのルカと本格的な商談を交わす……。

と、こんな感じで本作は幕を閉じます。

ラストでは凛が表に出る決意を固めたシーンが描かれました。
何気に凛の私服って初めてですかね? いつも黒Tだったので、新鮮に見えましたw
凛が表に出てきたことで、どういう変化が出てくるのか。ここも楽しみですね。

あと、東雲がひなを殺したのではなく、吾郎の指示の下でひなは殺されたのではないか……という説が浮上します。
真の敵は東雲ではなく勅使河原吾郎。「彼の動きは雨紋会を破滅に導いているかのようだ」と琴子は疑問を抱いている様子。

吾郎とルカはなんか旧知の仲っぽいですが、ここのとこはよくわかりませんな。
雨紋会と組織が手を組みそうな雰囲気があるので、
「雨紋会&海外マフィア連合 vs. Nest」が次の最終編で勃発でしょうか。

あ、Nestっていうのは樹たちの組織名ですね。
直訳ですと「巣」という意味ですが、「悪党仲間」という意味もあるようです。

(追記:普通に後者の意味かなと思ってたら、「巣→ひな(雛)がいた場所」という解釈を見て、すごく腑に落ちました。
こういうのに気づけない辺り、自分もまだまだ読み解けていないんだなぁと)

今回の3rdでは大事なひなが殺されてしまい、樹たちも殺人を犯すことで越えてはいけないラインを越えてしまいます。
「咎人の境界線(クリミナルボーダー)」のタイトル回収がここでされましたね。

この境界線上にある罪が、人としての禁忌である「殺人」ということなのでしょう。
樹たちはそのラインを越えたことで、もう後戻りできなくなってしまいました。

いやー、かなりダークなシナリオになってきましたね。

ひなを殺したのはかなり挑戦したなと思います。これはまあバッシング覚悟ですると決めたんでしょうね。

「大事なヒロインを死に追いやってまで描きたいものがある。だから今は堪えてほしい」と、
そういった開発のメッセージだと捉えることに致しました。

次の最終編である「Life sentence(終身刑)」で何を描いてくるのか。
樹たちはどうなってしまうのか。最後まで見届けたいと思いますよ。

総評

『クリミナルボーダー 3rd offence』は、樹たちはメリルを味方に率いれることに成功するも、
大事なひなを失った復讐として殺人を犯し、もう後戻りできなくなる……というお話でした。

このシリーズ、終わるたびに「次どうすんだこれ……?」と言ってましたが、本作も無事に言うことになりました。

さすがにヒロインを殺すのは攻めすぎですって。これはヤバいですよパープルさん。

  • ひなが死ぬ
  • 樹と辰也が殺人を犯す
  • 凛が表に姿を現す

以上のように、今回の「3rd offence」は超えてはいけないボーダーを思いっきり超えてきた内容で、
「クリミナルボーダー」というタイトルを強く意識しているように感じました。

最終編の「Life sentence」は「終身刑」という意味のようですが、
これが何を示しているのかですね。

最後に挿入されたPVも不穏さ全開で、また何か待ち受けていそうな気配を感じます。
今からドキドキしてしまいますね。

結末が気になって仕方ないクリミナルボーダー、楽しませていただいております。
最終編も首を長くして待っております!

点数

シナリオ 19
(面白いですしヤバかったです)

キャラ 18
(メリル可愛い。私の頬も叩いてほしいw)

音楽 16
(BGMは変わらず。OPがカッコいいですし、細部も凝っていました)

システム及び演出 19
(ひなが死んだ後のバックログ、ヒヤっとしました。凝った演出ですね)

全体の完成度 19
(かなり高いです。3作目の“転”の役割として十分なデキでした)

合計91点です(100点満点中。各項目は20点満点)

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おまけ

マスターアップイラスト

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