『絆きらめく恋いろは -椿恋歌-』の感想になります。
『絆きらめく恋いろは -椿恋歌-』は2019年にCRYSTALiAから発売されたエロゲです。
『絆きらめく恋いろは』のFDであり、椿√の続きが描かれる作品ですね。
※ネタバレ全開ですのでご注意ください。
『絆きらめく恋いろは -椿恋歌-』のネタバレ無しレビューはこちらのサイトに掲載しております。
シナリオの感想

前半は準備といった感じであまり動きが無くて退屈でしたが、中盤から尻上がりに面白くなっていきました。
「交流戦・装置を破壊するべく奮闘する都子と葵・カグヤと対峙する椿」
といった要所をしっかり盛り上げていたのでとても良かったです。
「前半→交流戦→葵の奮闘(vs.萌生菜)」の流れにおいては、萌生菜の描写が非常に丁寧でしたね。
椿のFDなのに萌生菜の登場シーンがかなり多くて、正直面食らいましたよw
カグヤに操られて増長する萌生菜は見ていて気分の良いものではないので、ここまでしっかりやる必要があったのかは疑問でした。
萌生菜の心情の深堀りがあること自体は良かったと思うんですけどね。肝心の内容が大したものではないというか……w
まあただ「構ってもらえなくて寂しかった」というのはカグヤの思いにも通ずるところがあるので、
そういった意味ではあのコンビは似た者同士、と言えるのかもしれませんね。

で、もう一方の装置を破壊した都子ですが、このシーンはもうシンプルに見ていて爽快でしたね。
助太刀に入ると宣言する桜夜を「邪魔だから見学しておけ」と切り捨てる都子はさすがというべきか、
その自信に見合う強さを備えた屈指の強キャラでしたね。戦闘における安心感が半端ないです。
あと、オリガミが壊れてしまった時、シアが剣の雨を降らせてくるのも面白かったです。
CRYSTALiAさん、厨二というものを理解しておりますね。これはテンション上がりましたよ。

そしてクライマックスの「椿vs.カグヤ」は王道を突き詰めた感じで非常に良かったです。
同じ朱雀院から見捨てられた者同士の争いでしたが、白熱して盛り上がりましたね。
個人的には、部分的に刀輝が介入して「二人で戦っている感」を出せていたのは特に良かったかなと思いました。
全てを受け入れてくれた刀輝、彼の想いに応えるべく目の前の敵を打ち倒す椿。
ここで倒れるわけにいかない椿は、朱雀院最強の型である「炎姫」を自分なりの解釈で別の型へと昇華させます。
その瞬間、刀身に蒼い炎が宿る。あのCGは最高にかっこよくて痺れました。こういうのでいいんだよ!

カグヤを打ち倒した椿はついに平和を取り戻します。
その後、椿が刀輝に自らの心の弱い部分を打ち明けるシーンは、
我慢するのではなく相談して乗り越えていくんだという「椿の成長」を感じられて良きでした。
カグヤに心を見透かされて動揺したあの時の椿はもういません。
恋人同士、二人でずっと過ごしていくために必要なこと。それを理解した椿はもう迷うことはないでしょう。

ラスト、エピローグでみんなが順番に出てくるのも王道で最高でした。
特にラストでミニカグヤが出てきたのが良いですね。
椿の部屋の祭壇にクレナイスザクを祀っているという描写、カグヤへのフォローを感じられてグッドです。
そしてタイトル画面へ戻っておまけのエッチシーンを全て見終えると、「Bridal」が追加されます。
刀輝と椿の結婚式を描いた正真正銘のラストシーン、椿がお好きな方には本当に最高のシーンだったと思います。
椿のFDとして、この上ないラストと言えるでしょう。
これを終えた後のタイトル画面が、前作を踏襲したものに切り替わるのも粋でした。
読後感がかなり良かったです。素敵なFDをありがとうございました!

総評
『絆きらめく恋いろは -椿恋歌-』は、前作の椿√の続きを描いたFDでした。
前半は盛り上がりに欠けて退屈気味ではあったものの、
中盤以降とラストシーンでしっかり巻き返してくれたので良かったです。
エッチシーンも豊富に用意されていますので、椿ファンは大満足のFDと言えるのではないでしょうか。
BGMも相変わらず質が高く、聴きごたえ抜群でした。
カグヤのテーマ「紫電清霜-祈-」が好きですね。聴きながらこの感想を執筆していますw
KATANAシリーズは全て追いかける予定ですので、
お次は『白刃きらめく恋しらべ』をプレイすることになるでしょう。
ともあれ『椿恋歌』とても良かったです。ありがとうございました!
点数
| 絆きらめく恋いろは -椿恋歌- | |
|---|---|
| シナリオ | 15 |
| キャラ | 18 |
| 音楽 | 19 |
| システム・演出 | 14 |
| 全体の完成度 | 14 |
| 合計 80点 (各項目は20点満点) | |

おまけ
マスターアップイラスト


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