『コイバナ恋愛』の感想になります。
『コイバナ恋愛』は2023年9月にASa Projectから発売されたエロゲです。
主人公“遥叶太”が理想を夢見る乙女たちと、
「思ってたんと違う!」恋をする物語。
※ネタバレ全開ですのでご注意ください。
『コイバナ恋愛』のネタバレ無しレビューはこちら(姉妹サイトへ飛びます)
シナリオの感想

プロローグ~体育祭編
いやー最高に面白かったですね。この時点ではぶっちゃけ100点満点級でした。
共学化で男子が入ってくることに抵抗を覚える女子たちと浮かれる男子たちが徐々に交流していく。
その過程が非常に丁寧でめっちゃ良かったですね。
特に主人公の叶太とメガネの光生が積極的に意中の女子にアプローチしていくのが良かったです。
ヒロインからグイグイくるのも悪くはないですが、やっぱりこういう男から攻めていくのもいいですなぁと。
体育祭でいいところを見せるために頑張る男連中、これぞ青春って感じで最高でした。

あと、本作はサブキャラの恋愛もセールスポイントにしているので、恋愛模様もたくさん描かれていました。
1本のエロゲで恋愛をたくさん見れるって素直に嬉しいですね。
キャラの数が多いので、賑やかなコイバナも楽しめましたし。今のところ言うことなしです。
日常シーンが全体的に面白かったので他にも書きたいシーンが山ほどあるのですが、
書いていくと膨大になってしまうので自重しておきますw
さて、終盤の遊園地の告白シーンがあまりにもスムーズな流れだったので、めぐり√から行きましょうかね!
事前のリサーチでは推奨攻略順も特になさそうな感じだったので、勢いで楽しんでいこうと思います。

春風めぐり√

エッチしてエッチしてエッチして終わり!!!
いやほんとに何もなくて笑いました。個別結構期待してたんですけどね。
いっぱいエッチして叶太がバスケ復帰するだけの内容でした。本当にそれだけです。
良かったところは最後のめぐりのこの言葉ですね。

普通にうるっときたから良かったというのもありますが、
努力の末に認めてくれた恋人が、自分と付き合って幸せだと言ってくれる。
理想の恋愛の到達点って感じで感動しました。
体育祭あれだけ頑張ってほんと良かったよなって……。
後はめぐりがエロ可愛かった点ですね。
チア衣装のめぐりはマジで可愛かったです。スコでした。
そんな感じでシナリオの中身はほとんどないも同然だったので評価はCランク相当でしたが、
めぐりの最後の言葉が響いたのでBランクとしています。
いのり離れしためぐりの姿とか、見てみたかったな……。
あと、光生の恋が行方不明で終わっているのもすごく気になります。
他の√で顛末を見れると嬉しいんですけど、アフターフェスティバルがあるんですよね……。
サブキャラの恋愛の行く末はそっちで描かれそうですよねー。エッチシーンないみたいですし。
本作のコンセプトなのに本作で完全に描かれないのは少しモヤっとしちゃいますね。
まあまだそうと決まったわけではない(私が知らないだけではありますが)ので、
とりあえず進めていきましょう!
生徒会選挙編
めぐりに振られて叶太が傷心中のシーンから始まるわけですが――

せ、青春だ……!!!
これは全男子に刺さるやつですよ。
こういうさ、普段はふざけあってるけど落ち込んでるときにしっかり励ましてくれる男友達ってマジで宝なんよ。
このシーン見られただけでもコイバナ恋愛プレイして良かったと言えるね。
そしてめぐり先輩の引退試合を合間に挟みつつ、生徒会選挙と演説を描いていきます。
選挙の演説ではまさかの光生といのりの馴れ初め(といっていいのかはわかりませんが)が描かれ、
光生のいのりへの恋は、過去に話しかけられなかった彼の贖罪の気持ちを発端としていたことが明らかになります。

いやーこれはまさかでしたね。
けど本当に話しかけられなかっただけなので、決して主人公のようなエピソードとは言えないのがなんというかw
この辺の調整はある意味上手いな―と。
でもこれは良かったですね。光生の「いのりにこだわる理由」がしっかり描かれたので腑に落ちましたよ。
いのりのデレる瞬間が楽しみになってきましたね、これは。
そしてどさくさに紛れてトコちゃんは叶太をゲットしましたとさ。
……いや本当にどさくさに紛れてて笑いました。光生の告白のついで感が半端ないです。
なんかこのゲーム、常夜の扱いが微妙すぎますね。
言動がもうネタキャラのそれではありますけど、恋愛ぐらいは真面目に描いてほしかったり……w
色々言いたいことはありますが、とりあえず個別の中身を見ていきましょうか。
夕暮常夜√

トコちゃんが自然な笑顔を浮かべられるようになるまでを描いたお話でした。
最初はどんな内容になるか全く読めなかったですが、最終的にはいい感じに締めていたので良かったです。
というか人付き合いの下手なトコちゃんが、サラッと彼氏をゲットしていくのは笑えますね。

ちなみに彼女の笑顔が消えた理由に関しては、「お父さんまでいなくなったときのこと」を想像してしまったからなのかなーと。
母親を病で亡くした常夜は「このまま父親もいなくなってもおかしくない」みたいな冷めた考えに囚われた結果、
笑顔も浮かべられなくなったのかもしれないなと。
常夜はこの先一人で生きていく決意を固めていたのかもしれません。
だからこそ、叶太の登場は彼女にとっては青天の霹靂だったのではないかなと。
常夜が叶太に執着する理由はそういうところにあるのではないかと、プチ考察してみたり。
修学旅行編
みんなで修学旅行を楽しむパート。
一言でいいます。最高でした。
始まるまでの女子のコイバナとか男子が張り切って準備してるところからすごいワクワクしましたね。
トランプとかの準備するだけでここまで騒げるのはまさに男子って感じで楽しそう。私も混ざりたくなっちゃいました。
そして始まってから早々に起こる千依とのアクシデントは予想外でしたが、ここで千依が一気に距離詰めてきたのがたまりませんでしたね。
オナニーのシーンは刺激的でもちろん良かったんですけど、私は車内で手を重ねてるCGが大好きです。

そこから先も色々あったのですが――どれもこれも良いシーンばかりなんですよ!
なんだかんだラッキースケベにありつく光生

お前やっぱり主人公か??? うらやまけしからん!!!
結局順調すぎる楓美と大河

お前ら早く付きa(
追い詰められた未愛の元に現れる鴇矢

イケメンキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
こころじゃないですけどこういう展開は大好物なので超テンション上がりました。
ガチで惚れちゃった未愛も可愛かったよ。
ついに自覚する、乙女こころの恋心

コイバナ恋愛、神ゲーか?
各々の恋模様が咲き乱れていて、見ているだけで幸せになれました。
そして私が修学旅行編でもっとも気に入ったCGがこの一枚。

これぞコイバナ、というCGを用意してくれて嬉しかったですね。
男三人のCGとこのCGを見れただけで、このゲームプレイして良かったと思えました。
まさに青春の一ページ。こんな学生生活、送りたかったな……(遠い目)
ところでラストの王様ゲームの選択肢は上を選ぶとこころ√、下を選ぶと千依√に分岐するんでしょうか?
下を選ぶとすぐに千依、って感じでもなさそうなんですよね。
まあこころ√に入る流れが来ているわけなので、先にこころ√を見届けていきましょうか。
乙女こころ√

叶太とこころの幸せな日常を描いたお話。
いやーもう全編イチャイチャラブラブしていて最高でしたね。
この√はもうほんとにね――

こころが可愛すぎる!!!
ピンクメッシュの地雷系女子とかいう全オタクに刺さるビジュは反則ですよ、こころさん。
内面はまあ若干卑屈なところがあって女の子らしいめんどくさいところもあるんですけど、
表情豊かで見ていて飽きないし、なにより顔面が強すぎるので無限に眺めていられます。

こころ√はシナリオも本当に良いデキでした。
叶太とこころの恋愛模様はぶっちゃけドラマもロマンもないんですけど、
だからこそ、学生たちの等身大の恋愛という感じがしてすごく良かったです。
理想とは違っていたかもしれないけど、身近な異性は魅力のある人だったんだと。
そんな気づきを得た二人の素朴な恋は、理想ではなく日常にあるものの大切さを示している気がしました。
理想ばかり追いかけていると、近くにある幸せを掴むことは難しくなるのかもしれません……。
ED後の学園祭を満喫する、幸せそうなこころが印象に残る√でしたね。

う、羨ましくなんてないんだからねっ!!!
ツンデレっぽいセリフで思い出しましたけど、
こころ√はいのりのあのCGも良かったんですよ。
大会で2位になってモヤってしまういのりが光生に愚痴っちゃうあのシーン――

光生、ここぞとばかりにキメに来ています……!
ここでようやく光生くんが少し報われた気がしてちょっと感動しましたよw
いのりは難攻不落ですが、光生くんには頑張って攻略してほしいですね。
こころ√の感想はそんな感じで。ラスト、千依√へ行きましょうか。
安達千依√

うーん無難!w
シナリオは無難すぎる感じで、特に見所らしい見所はなかったような気がします。
千依√で良かったと言える点はエッチシーンですね。
エッチシーンは構図やシチュエーションに一捻り加えていた印象で、見ていて面白かったです。
写真を手前に置いたエッチシーン、妙な背徳感があってエロかったですねw

後は最後の「千依と叶梨との入浴シーン」も良かったですね。
まさかの叶梨のすっぽんぽんが披露されて、超絶興奮しました。妹の裸最高!(変態)
一方で、気になった点はシナリオの薄さですね。
こころ√はサブキャラ含めて恋愛描写にかなり力が入っていた印象でしたが、
千依√はそういう点では完全に見劣りしていたような気がします。
具体的には大河と楓美の描写ですよね。
こころ√は恋人になる瞬間とかWデートとか色々充実していたのに、
千依√ではいつの間にか付き合っていたので落差がすごいです。
光生といのりの関係も進展せず、多少認めてくれたかな?ぐらいで終わったのも残念でしたね。
こころ√ではこの二人の関係が中途半端な感じに終わっていたので、
千依√では決着を見れると思っていたんですよ……。これはなかなかガッカリでした。

千依√は俯瞰して見てみると、エロに力を入れてインモラルな方向に寄せていたような気がしました。
ラブホテルの前戯はあれですね、振り返ると「幼馴染√はエロエロだぞ!」という予告にしか受け取れませんねw
千依√の感想はそんな感じで。
ちなみにこのタイミングでこころと千依の恋愛勝負というか、
幼馴染の恋愛に関してちょっと思ったことがあったので、以下につらつらと書いておきました。
まあわりとどうでもいいことしか言っていないので隠しておきます。
読みたい方だけタップ、クリックしてご覧くださいませ。
幼馴染の恋愛について(タップ、クリックで展開)
「幼馴染は負けヒロインになりがち」とよく言われますが、
それって「ドラマ性を上手く演出できない」という点が個人的に大きいと思っています。
普通の女の子とであればグッとくるシチュエーションでも、幼馴染とのそれは日常の延長になりやすいというか。
お化け屋敷でクラスメイトの女の子がくっついてきたらドキっとしますが、幼馴染の場合は「くっつくなよ、暑苦しい」となると。
幼馴染は「異性と一緒にいる!」という実感を得づらい致命的な弱点があるんですね。
だから幼馴染が恋愛で勝つためには自分に対する印象・イメージをぶっ壊して、
「異性」を強く意識させる必要があるわけです。
本作において千依はその方法として、男にとって効果覿面な「エロ」を用いていました。
「自分に目を向けさせるためには、エロで押すしかない」とでも言わんばかりに、千依は強気に攻めてきていたんですよね。
彼女が芋ジャージのダサい姿をしているのも「叶太の気を引くため」という理由でしたし、
千依は千依なりにできるアプローチをしていたということが見て取れます。
ただ、ライバルと言えるこころも恋をするための努力を惜しんでおらず、
思い切ってイメチェンしてみたり、自由行動で積極的に誘ったりして叶太の気を引こうと頑張っています。
こころと千依はここまで結構いい勝負をしていた気がしたので、
修学旅行編のオーラスで「こころとキスをするかどうかの選択肢で綺麗に分岐する」というのには一定の納得感がありました。
……ちなみにあの場面はさり気なくいのりがアシストを入れてきていたので、
三人の恋における影の立役者はいのりということになりますね。
振られためぐりの妹に、最後の恋愛への道を作られてしまう。
こうして見ると、叶太はいい感じに春風姉妹に振り回されてるなぁ……w
主人公“遥叶太”の感想

男子校出身の叶太は共学化された女子校に通うことになって、彼女を作ろうと色々と頑張ります。
叶太は積極的に異性にアプローチしていくので、私はなかなか好感が持てましたね。
やはり男は肉食であるべきですよ。めぐりに初手で告白をかますのには笑いましたが。
叶太を掘り下げるエピソードは大河や千依絡みでちょこちょこありましたね。
バスケにおいては千依の才能に打ちのめされた過去がありますが、
そっち方面でそこまでシリアスにはならないので、あまり構える必要はないかと思われます。
前作の『フタマタ恋愛』の凪青はわりとシリアスな過去を背負っていましたが、
本作の叶太はかなり普通で取っ付きやすい主人公でしたね。
総評
『コイバナ恋愛』は恋に理想を抱く男女が理想とは違う現実に打ちのめされながらも、
目の前にいる異性と向き合い、恋仲になっていくお話でした。
本作は野郎と女子たちの賑やかなコイバナが最大の魅力でしたね。
笑ってニチャつけてかなり楽しませてもらったので、これだけでも十分満足できた感があります。
サブキャラにもスポットを当てているので必然的に男連中の出番も増えていましたが、
彼らの会話も普通に面白くて良かったです。光生のメガネが光る演出好きでしたw
恋愛描写と日常会話のレベルは極めて高いと言えるでしょう。

一方で気になった点は2点ありまして。
ひとつは「ヒロイン格差が生じている」という点ですね。
本作のシナリオ構成はこういった日常系作品では珍しい途中下車式となっているため、
前半で分岐するめぐりと常夜が不遇な扱いを受けている印象がありました。
後半においてもこころ√と千依√の内容を比較すると前者の方が優れているデキで、
俯瞰して振り返ると、「こころ一強」となっているようなイメージは正直ありましたね。
こころはセンターヒロインなのである程度優遇しても良いとは思いますが、
体育祭編以降の出番がほとんどなくなってしまうめぐりは気の毒で、彼女の扱いの悪さは結構気になってしまいました。
もうひとつは「サブキャラの恋愛が中途半端に終わる」という点ですね。
大河と楓美は付き合うところまでいったものの、
光生といのり、鴇矢と未愛に至っては付き合うことすらなく終わってしまいました。
「サブキャラ同士の恋愛」はセールスポイントのひとつだったはずなので、
最低でも全てのペアが恋人同士になるぐらいまでは描いてほしかったかなーと。
FDのためにあえて余白を残している印象があって、ここは消化不良を覚えてしまった部分でしたね。
気になった点はそんな感じですが、
本作は正直プレイしているときの楽しさがアサプロ至上最高のレベルだったので、個人的には大満足の一作でした。
前作の『フタマタ恋愛』はシリアスなシナリオで読み応えがあって良かったですが、
今回の『コイバナ恋愛』はアサプロの原点回帰といった感じで、恋愛とコメディを気兼ねなく楽しめる作品となっていました。
どちらが好みに刺さるかは人によりけりですが、
どちらも高品質なので、気になる作品をプレイしてみてほしいですね。
ASa Projectさん、今回も素敵な作品をありがとうございました。
FDも引き続きプレイさせていただきます!

点数
コイバナ恋愛 | |
---|---|
シナリオ | 15 |
キャラ | 19 |
音楽 | 15 |
システム・演出 | 18 |
全体の完成度 | 18 |
合計 85点 (各項目は20点満点) |

名フレーズ・格言

「明日やろうはバカ野郎。そうやって日々漫然と過ごしていくことの罪深さを知るの」
幼馴染の千依が叶太を窘めた一言ですね。
いやーこの発言刺さりすぎますw
ブログの作業とかマジで「明日やろう」やりがちなので、
日々を浪費しないように気を引き締めていこうと思いましたね。
私のブログは将来的にもっと大きくしていく予定ですので、
「思ってたんと違う!」とならないように頑張ります!
おまけ
マスターアップイラスト
ASaProject最新作『コイバナ恋愛』マスターアップ📣!!
— ASaProject@『恋愛、はじめまして!』予約受付&早期予約キャンペーン開始! (@ASaProject_2016) September 1, 2023
記念のマスターアップイラストを公開しました!
2023年9月29日(金)発売🌈
今作はパッケージ版、ダウンロード版同時発売となります✨https://t.co/9UU2qwVnQQ#コイバナ恋愛 #ASaProject pic.twitter.com/cpTHFOs1gm
コメント
コメント一覧 (2件)
Cyberさん、いつもお世話になっております✨
えりんぎです。
Cyberさんが『コイバナ恋愛』をプレイなさると聞いてから、興味津々でした。何せ、私は自他ともに認めるASaProject様オタクです。前作、『フタマタ恋愛』に脳を焼かれて、消えない思い出を刻み付けられてから、本格的にASaProject様の虜になりました。その熱意は、私の以前のブログでは、『コイバナ恋愛』の感想という形でお示ししました。思えば、発売日にがっつり睡眠時間を削って、プレイして、レビューした記憶があります。FDである『アフターフェスティバル』についても同様です(こちらについては批評空間に私の感想が残っております)。
そんな私ですが、一言で言って、本作は未完成だと認識しております。しかも、FDで完成するような生易しいものではなく、ストーリーの根本が瓦解していると言ってよいと考えているのです。
Cyberさんが仰るように、共通パート~修学旅行編まではなかなか良い出来だったと思います。一つの作品で、数々の恋愛が楽しめるのも魅力です。一方、残念ながら、常夜、めぐりについては完全なる未完成と感じてしまう、厄介オタクの自分がいました。あまりにもえっちシーンに特化し過ぎている。そのあまり、常夜、めぐりのキャラ造形からあるべき「成長」、「葛藤」をまるで感じない。そう思いました。
というのもですね、私は恋愛ノベルゲームにはヒロインごとの格差はできるだけ最小限であるべきだと認識しているのですよ。非常に残念なことながら、ASaProject様の作品はここが未完成な作品が多過ぎる。珍しく『フタマタ恋愛』ではヒロイン全員に力が入っていると感じたため、評価が極めて高いのです。
一方、良かった要素。これもまた、多くありますね。こころ、千依√です。これはよくやったと思いますよ。私はキャラではこころが好きですが、シナリオでは千依の独走ではないかと思うほど、千依√を高く評価しております。
八日なのか先生の恋愛観が色濃く出ており、感動を覚えました。Cyberさんは記事内で「無難」と仰っていましたが、私は幼馴染シナリオでASaProject様が無難に仕上げる事が出来たこと自体、評価すべきだと思っています。千依の例のえっちシーンのCG(記事でも触れられていた、写真のCGです)からは、制作陣の覚悟が伝わりましたし、18禁ノベルゲームにしては珍しく主人公達を俯瞰して見ることが出来る、良い演出だったと記憶しております。
と、まあ色々言ってしまいました(笑)こんな私ですが、『コイバナ恋愛』は大好きな作品でして、『アフターフェスティバル』と合わせて、かなりやり込んだ作品でもありました。ただ、どうしても前作『フタマタ恋愛』と比べてしまうと、商品として未完成極まりない。そう思います。
本作はその作品内容とは別の、売り方、販売方法で物議を醸しました。正直、私も今後、ASaProject様のファンでい続ける自信がありません。それくらい「商品の売り方」というのは重要な要素だと、私は思うのです。ゆえに、私は『コイバナ恋愛』は常夜、めぐりの件、販売方法の件で「商品として」極めて未完成と考えております。しかし、光る要素も多々あったため、評価を最大限高くしているのです。
本当は私なりの本作の分析等、記載したいのですが、字数制限(があるかは分かりませんが)を食らいそうなので、一先ずは以上とさせていただきます。
今、改めて自分のコメントを読み返したら、愚痴コメントですよね(汗)Cyberさんにはいつも甘えてばかりで、恐縮です。しかし、私にもCyberさん同様、ブロガーとしての意地がある。そう思ったので、コメントはこのままにしておきます(笑)
それでは、今後のCyberさんのご活躍、並びに『アフターフェスティバル』の感想記事も気長に待ちつつ、今回はこれにて失礼いたします。
えりんぎさん、いつもお世話になっております。
Cyberです(*^^)v
私も本作の批評空間を覗いたときにえりんぎさんの付けた点数が目に入っておりましたので、戦々恐々としておりました笑
結果として私は概ね満足できたのですが、えりんぎさんは色々と引っかかる部分が多かったようですね。
>>常夜、めぐりのキャラ造形からあるべき「成長」、「葛藤」をまるで感じない。
この点は正直その通りだなと思います。
めぐりと常夜の扱いはちょっと酷かったですね。
個別√で「彼女たちの深い部分に踏み込んでいくんだろうな」と思っていたら、エッチだけで終わってしまったという……w
めぐりといのりの姉妹の深い絆とか、トコちゃんの家庭事情とか、もっと深堀りできる部分があっただけに惜しかったです。
>>恋愛ノベルゲームにはヒロインごとの格差はできるだけ最小限であるべき
私も『コイバナ恋愛』のようなキャラゲーではあまり格差を生んでほしくないなーとは思いますね。
本作に関してはやはり、途中下車式のシナリオ構成が問題だったと思います。
めぐりと常夜が明らかに前座的扱いですし、かつ個別√の中身も不十分となれば不満を抱くのも仕方ないですよね。
まあ私としてはキャラゲーでこの構成は新鮮味がありましたので、そういう意味では面白かったですけども。
>>シナリオでは千依の独走ではないかと思うほど、千依√を高く評価しております。
八日なのか先生の恋愛観が色濃く出ており、感動を覚えました。
えりんぎさんがここで具体的に何を感じ取られたのかは結構気になるところですね。
機会があればぜひ教えていただきたいです。またスペースでお話しましょう笑
>>本作はその作品内容とは別の、売り方、販売方法で物議を醸しました。
これは私も相当頭にきましたよw
パケ版が豪華限定版だけでしたし、その後でFDとのセットを同じ価格で販売していたわけですからね。舐めているのかと笑
ただ、最新作の『恋愛、はじめまして』は普通に初回版で売るみたいですよ。
少しは反省したのかもしれないですね。
今回もコメントいただきありがとうございました(`・ω・´)ゞ
FDの『アフターフェスティバル』は批評空間にえりんぎさんのご感想が残っているということですので、プレイ後はそちらも拝見させていただきます。
以上となります。長文失礼いたしました。