【エロゲ感想】恋愛、はじめまして(ASa Project)

『恋愛、はじめまして』の感想になります。

『恋愛、はじめまして』は2025年2月にASa Projectから発売されたエロゲです。
略称は『恋はじ』ですね。

主人公“緒方伊織”が謎の美少女である天使ちゃんと出会い、青春を満喫するべく勇気を出して行動する物語。

※ネタバレ全開ですのでご注意ください。

『恋愛、はじめまして』公式サイト

『恋愛、はじめまして』ネタバレなしレビュー(姉妹サイトヘ飛びます)

目次

シナリオの感想

プロローグ

天使ちゃんと出会って天使ミッションをこなしていく主人公の緒方伊織が、ヒロインたちと徐々に関わりを持っていく導入でした。

ここは普通に面白かったですね。主人公の人間関係が徐々に広がっていくのが王道的で見ていて楽しい。

個人的には天使ちゃんのフランクな態度が心地よさを感じて好きでした。

©2024 ASa Project

色々と謎に包まれている天使ちゃんですが、「美容師を目指していた」とか「羽をワイヤーで補強する」とかの怪しい発言がチラホラあるので、普通に人間っぽいですよね。なにか訳アリの少女なのかなーと予想しています。

天使ちゃんが本当に天使であればかなり面白いですが、ファンタジーをやらないアサプロさんだけに多分それはないだろうなと。

彼女の正体に関してはかなり気になるところで、本作の評価に大きく影響を与えるポイントになりそうです。

他のヒロインたちも可愛いですが、天使ちゃんほどパンチのあるキャラかと言われれば一歩劣るというのが正直な印象。まだまだ序盤なのでここからでしょうけどね。先を見守っていきましょう。

共通

そのままヒロインたちと親交を深めていく感じでしたね。

林間学校の買い出しが大きいイベントかなと思いましたが、分岐で結構内容が変わりそうな感じでした。

買い出しイベントは章吾の「ある相談」から始まったわけですが……

©2024 ASa Project

コイバナ恋愛始まって草。

てか夕陽ちゃんめっちゃ可愛いから普通にヒロインでも良かったんですけど!

©2024 ASa Project

妖怪間接キスばあさんよりも、この子攻略したいんだが!!(失礼)

紫√でこの二人の恋愛の行く末が描かれると嬉しいですが、はてさて。

まあとりあえず天使ちゃんは最後に回すとして、紫は天使ちゃんの前にやりますかね。

恋丸と姫乃はどちらからやるか迷いましたが、まあとりあえず姫乃√からやっていこうと思います!

風雅姫乃√

シナリオ評価:C(個別√は「S,A,B,C,D」の5段階で評価します)

姫乃にゲーム内で告白してたくさんHして結婚するお話。

基本的にエッチシーンだけという感じであまり印象に残らない内容だったのが残念……。
面白かったのはコスプレ撮影会ぐらいでしょうか。

というか全体的にダイジェスト味を感じる内容でしたね。中身があまりにも薄い。

面白かったコスプレ撮影会に関しても撮影するところだけで終わってしまうのがもったいない。
実際にSNSに投稿してバズっていく過程まで描いてくれれば、令和っぽくて面白いと思ったのに。

姫乃が界隈でちょっとした有名人になって交流の輪が広がり、伊織以外にも姫乃の交友関係ができていく。
そんな感じで描いてくれれば姫乃の成長が見られて良かったんじゃないかと思うんですけどね。

あれを結果だけ描いて終わったのは本当にもったいないですね。もっと広げることができたでしょうに。

SDのCGは良かったですが。©2024 ASa Project

あと、伊織のXXでの告白から関係が始まってるわけなので、最後にXXで姫乃から伊織に何か仕掛けるとかあれば、もっと綺麗に着地できた気もします。ゲーム内で結婚式挙げるとかね、全然しても良かったと思うんですよ。

あとお泊り会ですよねー。あれをもっとやってほしかったですね。
付き合う前のドキドキする距離感がすごく好きなので、もう少しその辺りの駆け引きを楽しみたかった感もあって。

全体的にもう一歩描写が足りないような感じで、物足りないまま終わってしまったのがただただもったいない。

伊織と姫乃の成長とか、二人の恋愛の駆け引きをもっと見たかったです……。

犬屋恋丸√

シナリオ評価:B

恋丸と一緒にマラソン大会に向けて練習を頑張りながらエッチしまくるお話。

シナリオは最低限という感じではありましたが、センパイセンパイ~!と慕ってくれる恋丸がとにかく可愛かったですね。

©2024 ASa Project

恋丸が可愛すぎて困る!!!(言いたかった)

肝心のHシーンは図書室のやつが刺さりましたね。

©2024 ASa Project

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

ワンコ座りした恋丸のお口に精を解き放つ快感、最高に決まってる!!!

まあフェラ大好きの私にあれが刺さるのは当然なんですが、この後のエッチも大好きだったんですよ。
恋丸の奥を突きまくって気持ち良くなることだけを考えたガチエッチ、最高でした。

後、ラストのCGも良かったですよね。
すっかり大人になった恋丸から醸し出される艶っぽい雰囲気は、学生の頃とのギャップが際立っていてグッド。

それと、恋丸√はさっちゃんも存在感があって良きでした。

最初こそ清楚っぽい雰囲気を感じましたが、蓋を開けてみればド淫乱ということでめっちゃ面白かったです。
マラソン大会で個別CGが出てきたのは驚きましたw 

エロ妄想ばかりしてるさっちゃんは間違いなくエロいですが、伊織と恋丸のエッチを直視できないちょっとウブなところが可愛かった。

まあそんな感じでなかなか楽しい√だったと思います。

シナリオ的な盛り上がりは控えめだったのでB評価としていますが、満足度はそれなりに高いですね。
恋愛描写は弱めでしたが、可愛いワンコ系後輩の恋丸にとても癒された√でした

こういう何も考えずにイチャラブを楽しめるの、仕事で疲れている社会人にはとても効くぅ!!

藍沢紫√

シナリオ評価:B

モデルの紫とイチャイチャしつつ、章吾と夕陽のドタバタも少し描いたお話。

林間学校編がめちゃめちゃ面白くて良かったです。

章吾と夕陽の関係性に変化が訪れるあの場面、本当に目が離せなかった……!

©2024 ASa Project

きたぁあああああああああああああ!!!

そして紫も帰りに告白してくるという告白大盤振る舞い。

この電車を背景にした告白CGが「THE・恋愛ADV」という感じですごく良かった。
しかもタイトル回収までしてくるおまけつき。

©2024 ASa Project
©2024 ASa Project

恋愛、はじめまして

くぅ、熱い!!

個人的にはここが紫√の盛り上がりの最大瞬間風速でしたね。

このシーンは本当に良かったのでこのまま面白さを持続させてほしかったのですが……残念ながら緩やかに落ちていってしまいました。
紫の好感度が良くも悪くも安定していて、感情の振れ幅を感じられなかったのが残念でしたね。

紫の性格的にのほほんとして深く考えていないだけなのかもですが、ノベルゲームのシナリオとしては起伏が生まれないので見ていてあまり面白くない。

紫はプロのモデルで人生経験豊富そうなので、もっと伊織を揺さぶってほしかったですね。

また、紫の伊織に対する好感度が最初から結構高く、高嶺の花を落とす達成感を抱けなかったのもマイナス。

総じて、紫の「プロのモデル」という要素を上手く扱えていなかった気がします。
めちゃくちゃ忙しいのに、仕事の具体的な話が全然出てこないのもおかしいですし。

あと、マネージャーは伊織との関係には絶対に口を挟んでくると思うんですよね。

その辺りの不都合な描写がまるっとカットされているので、違和感を覚えずにはいられませんでした。
プロのモデルと付き合うなんて、絶対面倒くさいこといっぱい起こるはずなのに……w

八日なのか先生はそういう描写は普通にできる実力のある方だと思っているので、そこちゃんとやってほしかったですねー。まあ本気で描いたら結構シリアス増えそうなので、多分意図的に削ったんだろうなとは思いますが。

そんな感じで、ご都合主義的なところを多分に感じてしまったので、シナリオ評価はBとしています。

林間学校編の面白さと夕陽の可愛さが光る√でした。

夕陽の裸CGは本当に助かりましたので、ここに感謝の気持ちを表しておきます。

©2024 ASa Project

ありがとう、ASa Projectさん!!!

柏木すみれ√

紫の告白から逃げてすみれと付き合うお話。

いや、そうはならんやろ!?って感じの流れで笑いましたね。
まあサブ√なので細かいところを突っ込むのは野暮ですが。

©2024 ASa Project

告白の返事保留しつつ別の子に告白するの、普通にクズで草。

緒方寧子√

義理のお姉さんとエッチな関係になるお話。

寧子と天使ちゃんのツーショットが最高でした。

©2024 ASa Project

えっっっっっっっっっっっっっっど!!!!

というか天使ちゃん、自分以外の√でパンツ見せてくるの地味に草。自我を出すな自我を。

天使ちゃん√

シナリオ評価:A

天使ちゃんの素性が明らかになり、天使ちゃんが伊織と共に2度目の青春を満喫するお話。

いやー良かったですよ。
さすがセンターヒロインだけあって、シナリオは力が入っていたように思います。

特に良かったのはやはり、天使ちゃんの素性がしっかり描かれたことでしょう。

天使ちゃんが伊織の前からいなくなって、居場所を突き止めてからの過去回想。
完璧な流れで夢中で読み進めてしまいましたよ。

天使ちゃん、ビックリするほど拗らせてて驚きましたね笑
ベンチで酒を浴びるほど呑み散らかす、やさぐれ天使ちゃんのCGが印象的でした。

なんならこのCGが一番好きまであるw ©2024 ASa Project

でも我々みたいなエロゲーマーは天使ちゃんに共感してしまう方も多いはず!
満足できるような青春を送っていれば、エロゲにハマったりしないもんね!!(特大自傷ダメージ)

まあとはいっても制服コスプレして母校の近くを頻繁にうろついているのはね、どんだけ未練あるんだよって思いますけど……w

というか、『フタマタ恋愛』の結愛を見た時にも思いましたけどね……

八日なのか先生、面倒くさいヒロインを描くのが上手すぎませんかね!?

まあ真実の愛に関して一生語り散らかしてくる結愛よりはマシだった気もしますが、
今回の天使ちゃんもなかなかのクセ強ヒロインでしたよ。

この子、本当に面倒くさいですw ©2024 ASa Project

そういえば天使ちゃんは「彼氏いない歴=年齢」でしたが、これに違和感を抱かせなかったのが地味に上手だと思いました。

エロゲのヒロインは恋愛経験ないのが基本ですが、青春モンスターの天使ちゃんに彼氏がいないのは自然で納得できたんですよね(天使ちゃんに聞かれたら殴られそうだけど……w)。

それと天使ちゃんの過去が深掘りされたのも良かったんですよ。
人物像が徐々に明らかになり、「あ、こういう子なんだな」って理解できたのが本当に大きくて。

社会の歯車になるのが嫌なところや、戻れない学生時代にどうしようもない憧憬を抱いてしまうところ。
すごく共感できて刺さりました。我々のようなエロゲーマーが一度は抱いたことある感情ですよね。そこのところ人間味を感じられて良かったです。

そんな青春モンスターでコンプレックスの塊である天使ちゃんは捻くれてますけど、なんだかんだ可愛いところもしっかりあって。

自分がダメ人間なのを自覚してるから、伊織に捨てられないように必死なところとかね、すごく可愛かった。

紫に取られそうになって必死になってる天使ちゃん、マジ天使。 ©2024 ASa Project

まあそんな感じで天使ちゃん√は基本的には良かったわけですが、
シナリオに関しては後半が少し弱かったかなーと思ってしまったところも正直ありましたね。

伊織と青春をもう一度過ごすという流れになり、そのまま素直に終わったのがもったいなく感じてしまいました。

卒業写真のツーショットで締めるのも悪くないですけど、あれでタイトル画面に戻ったらみんなとの集合写真が表示されるとか、そんな感じのもう一押しの演出があれば、もっと良くなったような気がします。

基本的には満足できたので良かったんですけどね。プラスαで何かあれば、さらに完成度を上げられたのではないかと。

二人だけの卒業アルバムを作って、エピローグで子育てに励む天使ちゃんがそのアルバムをニンマリしながら眺めて振り返ってるとかね。

天使ちゃんと伊織、二人の「青春の痕跡」を感じられるような何かが欲しかったなーと。
そこは少し惜しいと思ってしまったところですね。

主人公“緒方伊織”の感想

陰キャ童貞で料理が得意な本作の主人公ですね。

伊織は特に目立った個性がない主人公だったので、キャラゲーによくいるプレイヤー投影型主人公といった感じでしょうか。

「成り上がり」をコンセプトとしていた本作ではありますが、言うほど成り上がっていたかなとw
「年相応に恋愛していこうぜ!」って感じなので、成り上がりという表現がしっくりこなかった感はありますね。

あと、伊織の性格に関してですが、個別√の後半で豹変していたのが地味に気になりました。

あれはなんというか、成長とかで納得できるようなレベルではなかった気がするんですよね。
作中でも友人にツッコまれていて、私もそれに頷いてましたから。章吾の「お前ってそんなウザかったか……?」ってやつですw

まあそういう感じで細かい部分は気になったものの、取り立てて批判するような点もない無難な主人公といった感じでした。あ、すみれ√の伊織は普通にクズだと思いましたけど!w

総評

『恋愛、はじめまして』は陰キャゲームオタクの伊織が天使ちゃんとの出会いをきっかけに、
勇気を出して行動を重ねることで、貴重な青春を楽しめるようになるお話でした。

まず、本作は「『コイバナ恋愛』のウケが良かったから生まれた」という過程があります(以下はソース)。

「明るい青春を楽しむ!」というコンセプトの作品として、『恋愛、はじめまして』はその点、よくできていたのではないかなと。

天使ちゃんという青春の亡霊のようなヒロインを用意することで、
「学生時代の恋愛がいかに限定的で貴重なものか」というのを強く実感させるような内容になっていたと思います。

特に天使ちゃん√は私のような社会人エロゲーマーにはかなり効きました。
平成ネタやMMOネタを理解できるアラサーの楽しめる要素が多いので、狙っているユーザー層はおそらくその辺りなのかなと。

もちろん単純に楽しく遊べる作品でもありますので、『コイバナ恋愛』と同じように万人向けのエロゲと言ってもいいでしょう。

ただ、シナリオは起伏に乏しく盛り上がりに欠ける印象はありますので、そこに期待しすぎると退屈してしまうかもしれません。

キャラゲーとしてはよくできていたと思いますけどね。私としては天使ちゃんの√が特に楽しめて好きでした。

ASa Projectさん、今回も素敵な作品をありがとうございました!

©2024 ASa Project

点数

恋愛、はじめまして
シナリオ15
キャラ18
音楽15
システム・演出18
全体の完成度16
合計 82点 (各項目は20点満点)
©2024 ASa Project

おまけ

マスターアップイラスト

発売記念イラスト

公式サイトに記念イラストをまとめたページがありますので、そちらもよろしければ。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • Cyberさん。いつも大変お世話になっておりますヽ(*^^*)ノ
    えりんぎです。

    いやあ、お待ちしておりました(笑)私は悔しかった。『ジュエナ』の感想会に参加出来ずにいたことです(汗)『ジュエナ』を今後、是非、プレイさせていただきたい気持ちで一杯です。そういう意味では、Cyberさんの記事やご活動は私にとっては良い刺激になっているというわけです。今後も自信を持って、情報発信活動をなさって下さい。

    閑話休題。『恋愛、はじめまして』クリアおめでとうございます\(^o^)/AsaProject様の大ファンである私も、自分のブログや批評空間で感想を投稿しました。正直、点数は違えど、Cyberさんと感じたものは同じなのではないかな、と貴記事を拝読して、思いました。

    まずは、評価が難しかった点。全体的なシナリオと〇シーンでした。特に、〇シーンには本当に期待していただけにはっきり言って、裏切られた気分です。AsaProject様は中と外の選択肢を設けず、〇シーンの駆け引きを楽しむ作品とい解釈しております。しかし、本作は中一辺倒。唯一、ゴムありの寧子さんですら、結局、中になってしまいました。これは『コイバナ恋愛』でも思いましたが、由々しき事だなと感じておりまして。いや、私の性癖と言えばそれまでなのですが、ゴムあり→じらされて生が最高だとは認識しております(それこそ、『フタマタ恋愛』の信田結愛が理想でした)。その意味で、私は本作の〇シーンに物足りなさを感じております。

    シナリオにしても、Cyberさんの分析通り、後半がかなりフワフワしていました。ストーリーラインが一貫して、サブキャラとの関係性が担保できていたのは、かろうじて紫くらいでしたね。私に言わせれば。恋丸、天使ちゃんは沙智や寧子さんのおかげで一定の楽しみを得ることができたとは思います。思いますが、天使ちゃんの家庭問題について放置し過ぎており、「青春最高」、「青春第一主義」以上の回答が提示されていないわけですね。これもまた、問題です。そして、個人的には姫乃。最も問題を孕んだシナリオだと思います。姫乃シナリオの担当サブキャラは雄華だったはず。しかし、雄華は出番こそあれど、シナリオの深くまで絡まず、姫乃シナリオだったにもかかわらず、結局、天使ちゃんに依存したシナリオだったと分析しています。これもまた納得いかない。
    結局、シナリオとしては「青春」のごり押しが強く、青春に魅力をほとんど感じないプレイヤーや、長い尺を経て、感動を得たいプレイヤーから見れば、不足を感じやすい構造になっているというわけです。

    一方、良かった点。これはキャラビジュアル、そして声優さんの演技でしょう。特に、天使ちゃんの奏雨さん。夕陽の飴川さん。このあたりは場数を踏んだベテランの域のお声で耳が幸せでした。キャラビジュアルも素敵で、夕凪セシナ先生、冬壱もんめ先生がメインの新規参加の方(うなさか先生、さくらねこ先生)もいらっしゃる中でよくまとめたとは思います。大幅なイメージ転換にはなってしまっているので、私としては評価が難しかったのですが、みなさんの感想を拝読している限り、違和感を覚えなさそうだったので、良しでしょう。

    ただ、本作の最大の失敗。それは選択肢だと考えています。インタビューで選択肢に力が入っているように触れていたようです。しかし、私には選択肢に「意味を持たせる」努力をしていた部分は紫か天使ちゃんで分岐する、あの選択肢を除き、なかったと解釈しております。選択肢による分岐は、意味を持たせ、数多の世界の中で必然性と納得感があるものでして。その前提を本作は放棄し、いたずらに選択肢を増やしただけの機械的な作品。それが私の最終評価です。

    本作をプレイして、私は楽しめたか。その回答は残念ながら「NO」になってしまいます。その後の感想を言い合う機会は面白かったので、商品としては満足しています。ただ、あまりにも既存AsaProjectファンを裏切っていると感じたので、評価も相当に落ちてしまっています。このような愚痴を、Cyberさんのブログに残している理由は「こう感じたプレイヤーもいる」という事実を、みなさんに知っていただきたいからです。正直、本作には多大な期待をし過ぎました。しかし、その期待をバネにAsaProject様には頑張って欲しい。そう願い、今回のコメントを閉じたいと思います。

    本日も、ご多忙の中、コメントを読んでいただき、また、記事を作成していただき、誠にありがとうございました。良い復習になりました。今後のCyberさんのご活躍にも期待しております(๑•̀ω•́๑)ゞ

    • えりんぎさん、いつもコメントありがとうございます。
      Cyberです(*^^)v

      私も、えりんぎさんの本作へのコメントは早いだろうと予想しておりました笑
      いち早くコメントいただけて嬉しい限りです。

      ありがとうございます。感想会はご無理のない範囲で参加いただけますとありがたいです!
      『ジュエナ』をプレイされることがありましたら、アーカイブの方をぜひよろしくお願いいたします。

      さて『恋愛、はじめまして』ですね。労いのコメントありがとうございます。
      えりんぎさんも迅速なプレイと感想投稿、お疲れ様でした。

      >>>〇シーンには本当に期待していただけにはっきり言って、裏切られた気分です。AsaProject様は中と外の選択肢を設けず、〇シーンの駆け引きを楽しむ作品とい解釈しております。しかし、本作は中一辺倒。唯一、ゴムありの寧子さんですら、結局、中になってしまいました。これは『コイバナ恋愛』でも思いましたが、由々しき事だなと感じておりまして。いや、私の性癖と言えばそれまでなのですが、ゴムあり→じらされて生が最高だとは認識しております(それこそ、『フタマタ恋愛』の信田結愛が理想でした)。その意味で、私は本作の〇シーンに物足りなさを感じております。

      本作の〇シーンは、伊織がただの中田氏馬鹿となっていましたね笑
      『フタ恋』の結愛√は私もその辺りの駆け引きが上手かったなと思っておりますよ。

      中と見せかけての外、ゴムありを重ねてからの中といった感じでメリハリのあるHを楽しめたんですよね。
      特に私は結愛を白く染め上げる最初のシーンがお気に入りなのです(感想記事でも語りましたが笑)

      『恋はじ』は青春をカジュアルに脳死で楽しむ作品なので、気持ちの良い中にばかり走ってしまったのかもしれませんね……w

      >>>天使ちゃんの家庭問題について放置し過ぎており、「青春最高」、「青春第一主義」以上の回答が提示されていないわけですね。これもまた、問題です。そして、個人的には姫乃。最も問題を孕んだシナリオだと思います。姫乃シナリオの担当サブキャラは雄華だったはず。しかし、雄華は出番こそあれど、シナリオの深くまで絡まず、姫乃シナリオだったにもかかわらず、結局、天使ちゃんに依存したシナリオだったと分析しています。

      シナリオについて、特に天使ちゃんのご指摘に関してはもっともだと思います。
      私も「青春を楽しんで卒業シーンで〆」ではなく、その先を描いてほしかったと強く思ってしまったんですよ。

      天使ちゃんは「青春を楽しめずに大人になりきれなかった大人」なわけですので、
      青春を楽しんだ後、きちんと大人になったところまで描く必要があると思うわけです。

      私が本文で述べたようなエピローグで、家庭を形成した天使ちゃんが「青春を過ぎたものとして捉えることができた」と明確に示される。
      そこまでやってようやく、天使ちゃんの√は完結すると思うんですよね。

      姫乃に関しても仰る通りです。
      姫乃の第一の理解者であった雄華には最後まで、伊織とは違った立ち位置で支えてほしかったですね。
      「恋人は伊織」「親友は雄華」みたいな感じで描けていれば、対比としても美しいですしね。そんな感じが理想だったかもしれません。

      >>>天使ちゃんの奏雨さん。夕陽の飴川さん。このあたりは場数を踏んだベテランの域のお声で耳が幸せでした。

      奏雨さんと飴川さんの演技上手すぎてヤバいですよね(語彙力)。

      奏雨さんももちろんなんですけど、飴川さんは夕陽みたいなキャラが合いすぎてますね。最高の二番手というか笑
      辛辣なツッコミとか叫び声が面白すぎてずっと笑ってました。主役ももちろんできる方ですけど、私は脇役の飴川さんがかなり好きです笑

      >>>本作の最大の失敗。それは選択肢だと考えています。インタビューで選択肢に力が入っているように触れていたようです。しかし、私には選択肢に「意味を持たせる」努力をしていた部分は紫か天使ちゃんで分岐する、あの選択肢を除き、なかったと解釈しております。選択肢による分岐は、意味を持たせ、数多の世界の中で必然性と納得感があるものでして。その前提を本作は放棄し、いたずらに選択肢を増やしただけの機械的な作品。それが私の最終評価です。

      選択肢に関してはプレイヤーによって意見が分かれるところだと思いますが、私もなんか「数だけ無駄に多かったな」という印象は強かったですね。
      私も正直、『恋はじ』の選択肢はほとんど「意味がなかった」と思っておりますよ。

      結局は目当てのヒロインのものを選んでいくだけで複雑な分岐もありませんしね。
      「別にプッシュするようなポイントではなかったのでは?」と正直思っています。

      >>>本作をプレイして、私は楽しめたか。その回答は残念ながら「NO」になってしまいます。その後の感想を言い合う機会は面白かったので、商品としては満足しています。ただ、あまりにも既存AsaProjectファンを裏切っていると感じたので、評価も相当に落ちてしまっています。このような愚痴を、Cyberさんのブログに残している理由は「こう感じたプレイヤーもいる」という事実を、みなさんに知っていただきたいからです。正直、本作には多大な期待をし過ぎました。しかし、その期待をバネにAsaProject様には頑張って欲しい。そう願い、今回のコメントを閉じたいと思います。

      私はなんだかんだ『恋はじ』は楽しめたのでそれなりに満足しておりますが、
      いうて私の点数も「フタ恋(90)→コイバナ(85)→恋はじ(82)」と徐々に落ちていっているのは事実としてあります。

      ASa Projectさんにはここらでまた強烈な作品を出してもらって、
      えりんぎさんのようなヘビーユーザーを黙らせて満足させてもらいたいものですね。

      私はASa Projectさんを「常に挑戦を心掛けているメーカー」だと捉えているので、私もこの先の動向に注目したいと思います。

      こちらこそ、今回もコメントいただきありがとうございました。
      私もえりんぎさんのこれからのご活躍に期待しております。お互いに頑張っていきましょう!

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