『アマカノ3』の感想になります。
『アマカノ3』は2025年9月にあざらしそふとから発売されたエロゲです。
主人公の“郷野義大”が女性しかいない楽々浦寮に住み込む、刺激的な日々を送っていく物語。
※ネタバレ全開ですのでご注意ください。
シナリオの感想
共通√
主人公が楽々浦寮にやってきて、ヒロイン5人と寮で共同生活を開始して軌道に乗るまでのお話。
まあなんというか、非常に王道的な共通√という感じで実家のような安心感を覚えました。完成された導入という感じ。
さゆみの素の振る舞いはいつ出るんだろうと思っていたら、結構最後の方でしたね笑

最近主人公のネクタイを掴んでくるヒロイン多くない??(同日発売の某ヒロインもw)
さゆみの活動(夏乃ゆかた)の件に関しては完全に知らなかったので面白かったですね。
セーブしたときに表示されるチャプタータイトル「さゆみの秘密は2つある」を見て驚きましたw
あとは気になるのは詩夢でしょうか。この子にだけめちゃくちゃ辛辣な態度を取られるので、個別√が色々と楽しみですね。過去に何かあったことを匂わせる叶夢の発言もありまして、それが気になるところです。
まあそんな感じで、環境を整えてヒロインの気になる要素もチラ見せして、個別√に繋げていく構成でした。
背景とBGM合わせて、温泉街の和風で落ち着ける雰囲気がよく出ていて大変良かったです。
今のところは全く気になる点はないですが、強いていうならさゆみの友人のアコとミサでしょうか。
さゆみが猫を被ってるって、普通に気づくと思うんですよね。周囲への言動や振る舞い方って、女子はかなり観察してるみたいなので……w
そういうところも含めてさゆみを受け入れている、みたいな親友ポジの二人の方が腑に落ちたような感じも。けど猫を被っている女子って同性から嫌われる傾向にあるようなので、それはそれで現実感ないのかもしれませんが。
まあ、さゆみの凄まじい演技力で騙し通せていると好意的に解釈しておきますw
鴻 さゆみ√

さゆみの両親が経営していた楽々浦荘を再始動させ、さゆみの夢を叶えるお話。
なかなか良かったと思います。
さゆみの秘密を知って、Vの活動に協力しながら、彼女の夢を叶えていく。
非常にさゆみにフォーカスした内容で、キャラゲーとしてはほぼ完璧といえるデキではないかと思いました。
付き合った後の徐々にデレていくさゆみが、あまりにも可愛すぎましたね。
水族館で仕方なくといった感じで好意を告げてくるさゆみ、めっちゃ可愛かった。

あとはエッチシーンですけど、これもめちゃくちゃエロくてものすごく捗りましたね。
なにせイラストが強すぎる。艶っぽくて肉感的な塗りが抜きゲーのような淫靡なエロさがあって、これはたまりませんでしたね。
配信中にエッチするのはシチュエーションも凝っていて良かったです。ここからさゆみの悩みに繋げていくシナリオも上手くて、構成の妙を感じました。
あと、個人的に少し笑えて面白かったのが授業中の手コキシーン。
「悲しい顔されたら嬉しくなっちゃう♪」とおどけるところ、さゆみがとても楽しそうな様子で思わず笑みが浮かびました。

まあそんな感じで、全体的に水準の高いよくできたシナリオだったと思います。
主人公がサプライズを仕込んでさゆみを喜ばせるラストも好みで、読後感も良かったですね。
一応「主人公の存在感が薄いかな?」と少し感じたものの、そこに関しては本作に限ってはあまり問題はないと分析しています。
理由としては、
- 主人公の名前を変更できること
- 主人公への呼称が基本的に代名詞であること(アンタなど)
- 主観視点のCGが多いこと
などから、主人公投影型作品であることが十分窺えるからですね(プレイヤーを主人公に重ねて楽しめる作りにしている)。
主人公がVTuber(夏乃ゆかた)のファンであることも大きいでしょう。
VTuberをお好きな方にとっては、中の人と親密になれるさゆみ√はプレイしていてとても気持ち良くなれるでしょうからね。
ヒロインとの疑似恋愛を最大限に楽しめる作りが、キャラゲーを好むユーザーのツボを心得ている感じがします。
シリアスもヒロインを追い詰めることなく、こちらが不快にならないような塩梅だったのも良いバランス感覚でした(ここのバランスを間違えると、夏乃ゆかたの身バレとか彼氏持ち発覚で炎上とか起こります……w)
シナリオの起伏としては乏しくなりがちですが、他の諸々の要素のクオリティが高いので、満足できる方は多いのではないでしょうか。
気になる点を強いて挙げるとすれば、やはり友人のアコとミサでしょうか。
さゆみとこの二人の関係性は結局表面的なものに終わっていた印象だったので、そこがもったいなく感じました。
もう少しさゆみの理解者ポジションの友人として、深めに描いてもよかったんじゃないかと思いましたね。ビジュアルも用意されていることですし。記念すべき最初のお客様として来てくれるのは良かったですけども。
まあ気になる点はそれぐらいで。
何気に告白シーンで挿入歌が流れる演出は初めてお目にかかったので、個人的にはそこも面白かったです。
スカーレット・斑鳩・ウィスタリア√

レティが両親の死のトラウマを克服して失った感覚を取り戻し、最愛の恋人と将来を誓い合うお話。
前半は面白かったですが、後半は消化試合という感じで物足りなかったですね。
前半のレティの秘密開示からそれをどう克服していくかの流れに関しては良かったと思います。
レティが色覚障害に陥っていることがダイレクトに伝わる、Another viewのあの演出はすごく上手いと思いました。
初見は「えっ!?」って驚かされ、「うわーそういうことか……」と納得を抱き、「これは主人公が頑張るやつだ」と先の展開が楽しみになりました。
怒涛の感情のジェットコースターを体験させられて、面白かったですね。これはすごく良かった。
レティが両親の写真とメッセージを受け取ることで世界が鮮やかな色に包まれていくあの演出、すごく粋でしたね。
主人公が祖母に会い、倉からレティの両親の痕跡を探す努力であったり、オットセイの出産シーンで母から子への愛を暗示させていたりと、しっかりと流れが作られていて、感動できる下地が用意されていたのは素晴らしかったですね。前半は本当に文句無かったです。

ただ、それだけに、後半が何もなかったのが物足りない。
一応灯篭流しのイベントはそれ自体は良かったものの、あっさりしていたので物語的な盛り上がりには寄与していなかったように思えますし。
前半でヒロインの問題を解決して後はエッチして終わりという、キャラゲーによくある構成のシナリオで終わってしまったのが残念でした。
あと、私はレティについては特に好きというわけではなかったので、後半のイチャイチャシーンが退屈に感じてしまったのも痛かったですね。お気に入りのヒロインであれば、この構成でも文句無かった気はしますが。
あ、結婚で終わるラストシーンは、私の友人が好きそうだなと思いました笑
御所院 冬樺√

恋人同士となった冬樺と義大が関係性を公にして、あざらし財閥の後継者として恥ずかしくない振る舞いを見せるお話。
全体的に悪くはなかったと思います。
冬樺と義大が順当に成長していく内容でしたし、最後の締め方も綺麗で好みでした。
冬樺父は義大に「影になれ」と言ってきたわけですが、冬樺は自分の光を照らす「鏡になってほしい」と。
この対比がなかなか粋でしたね。
冬樺父は現実的な落としどころを提案していた感じでしたが、「鏡になってほしい」という冬樺の想いは、義大への強い信頼からくるもっと前向きなものでした。
なんというか、言葉は悪いですが「お前も一緒に輝くんだよ!」みたいなw
二人一緒に歩いていこうという、冬樺のまっすぐな気持ちと義大への大きな愛を感じられて良かったですね。

あとはエッチシーンでしょうか。
冬樺、まさかのオホ声枠で草でした。角オナからのスパンキング&アナルエッチはかなり攻めてて面白かったです。
いやー、冬樺があんなに変態だとは思わなかったなぁ……w
一方で気になった点としては、冬樺の父と母の名前が明かされないところでしょうか。
立ち絵もないのでサブキャラという扱いなんでしょうが、あざらしグループの長を務めている凄い人みたいなので、
さすがに名前ぐらいは出てこないとおかしいかなと。物語的には確実にその方が自然だと思いましたね。
まあ両親の名前出さない問題は他のヒロインもそうなんですけど、ヒロインの家族を軽く見ているような感じで、個人的には微妙な点です。特に冬樺なんて家族関係が重要な血族ですからね。
名前はもちろん、家族・親戚の関係性を細かく設定しておくと御所院家の存在感を発揮できて良いんじゃないかなと。
いかにヒロインワントップ構成の本作といえども、家族関係までおざなりにすると、さすがに薄くなりすぎてしまいますよ。
冬樺√の感想は概ねそんな感じで。
お祭りの花火を学園のプールサイドで楽しむCG、“青春”という感じでめっちゃ好きでした。
柳木 叶夢√

叶夢が姉とのわだかまりを解消し、夢に向かってまっすぐ突き進んでいくお話。
純心でまっすぐな叶夢らしい√だなと思いました。
良くも悪くもクセがなく、読みやすいシナリオという印象だったかなと。
叶夢が読モということでスマホで撮影する演出が随所に入りますが、アレはなかなか良かったですね。
特に花火のシーンのCG、スマホが先に表示されて、その後に被写体の叶夢が見えるようになる演出は粋でした。

ラストシーンの母と娘のツーショットも素直に良いものでしたし、ここも文句なしだったかと。
後は叶夢のマネージャーですね。あの人もなかなか存在感を発揮していて、良いキャラだったと思います。
ただのマネージャーかと思いきや、過去にガッツリ関わっていて少し驚きましたね。
気になった点はあまりありませんが、強いて言えば目立った長所がないところでしょうか。
良くも悪くも順当すぎたというか。遊びが少なかったですね。読んでいてやや退屈だったのが残念でした。
個人的にはマネージャーさんは独身でも良かったんじゃないかと思いますね。
独身弄りで愛着を持たせつつ、最後にちょっと良い人と出会うかも……?みたいな幕引きであれば、シナリオとしても余白を残しつつ締められる感じで、面白みのある内容になっていたような気がしました。
まあマネージャーさんは10年前にコスメ関係の仕事で祭りに出ていたっぽいので、あそこで何か出会いがあったのかなーと考察してみたり(雑誌の編集者してるから、その業界の人かな?)
後はまあ叶夢はラストで子どもを持つことができていたので、「叶夢もそこに到達できた」という意味を持たせるためでもあったのかなと。
マネージャーさんは言うなれば人生の先輩ですね。彼女が子持ちの母親であることがわざわざ示されていたのは、叶夢にとっての「先達の象徴」であるという、そういう意図だったのかなと思います。
柳木 詩夢√

詩夢と義大がお互いの弱い部分を支え合い、身の回りの幸せを追求するちっぽけな夢を叶えるお話。
いやーかなり良かったですね。
本作で唯一マイナスの好感度からスタートしていたのが詩夢だったので期待していたわけですが、まさかここまで化けてくれるとは思いませんでしたよ。
詩夢は明羽杏子さんヒロインということで真打的なポジションかなと思って最後に残しておいたわけですが、その判断は正解でしたねw
内容としては、お互いの弱い部分をさらけだして共に支え合っていくといった感じの内容だったかなと思います。
詩夢の心の奥底に宿る本音と、義大の抱える家族の問題。ここをしっかりと詳らかに描いてくれたのが本当に良かったですね。
特に義大の悩みを明かすシーンが好きでした。
自らが大切にしていた3つの信条、両親との数少ない繋がりともいえるそれを本人に否定されてしまった義大は絶望し、詩夢との今までの関係まで否定するようなことを言ってしまうわけですが……それに対して詩夢が感情を爆発させて性行為にまでなだれ込むあの流れ、完全に見入ってしまいましたよ。

ここで詩夢が想いの丈をぶつけてくるのにはやられましたね。
自分との関係を否定されたことへの怒りと、そんなことを義大に言わせてしまった自らの不甲斐なさ。
詩夢の怒りと悲しみがすごくよく伝わってくるシーンとなっていました。
相手への想いが大きいからこそ、感情が抑えられなくなってしまう。それを性行為にまでもつれこんで叩きつけてくる詩夢の不器用さと、彼女の義大への愛の深さが感じられた素晴らしいシーンでした。
エロゲだからこそできる踏み込んだ表現という感じで、ここはすごくポイントが高かったですね。
本作でも屈指の名シーンだったと思います。
その後の添い寝で、義大の頑張りを詩夢が認めてくれるのも好きでした。
ここまで義大の心にまっすぐ向き合っていたのは詩夢だけでしたからね。
お互いに惹かれあうのが自然に映りましたし、二人が将来を共にする深い関係になるのも大きく納得できるものでした。
一歩踏み込んだ男女の関係性を描いていた詩夢√は、本作の中でも別格と言えるでしょう。

気になった点は正直あまりないですが、全体的に内容がシリアスだっただけにSDイラストの使い方に困っていたような印象を少し受けました。
なんかラストシーン前に急いでノルマを回収したというか、悪く言えば雑だったかなとw
席替えシーンと叶夢と一緒に寝るシーンに使用されていましたけど、別にあそこじゃなくても全く問題なかった気がしますし。京都で抹茶アイス食べてるところとか、あの辺りで出しても良かったんじゃないかな。
まあ気になった点はそんな感じで。
共通から当たりの強かった詩夢がデレる様子はシンプルに最高でしたね。
面倒な女の思考がアナザービューで明らかになっていたのも良かったです。
BGMタイトルの「彼女は皮肉屋」が的を射すぎていて笑っちゃいますね。
主人公“郷野義大”の感想
楽々浦寮に住む女性たちの飯を作ることになった本作の主人公。
- 他人に優しくしろ
- 人を無視するな
- 話し合えば解決する。嫌な人などいない
上記の3つを信条に生きる善人で、憎めない性格をしていましたね(詩夢からの当たりは強いですが)。
キャラゲーの主人公としては理想的な感じだったのではないかと思います。
まあとはいっても、上記のような味付けはされているので全くの無個性というわけではなく、詩夢√で意味のある設定となっていたので、そこは良かったかなと思いましたね。
あと、デートのときにちゃんと服装に気を遣ったりしていて、そこも好感が持てました。ヒロインの視点を意識している描写は個人的に高評価ですね。
総評
『アマカノ3』は女子寮に住み込むことになった義大が、そこに住む女の子と深い関係となるお話でした。
シナリオはキャラゲー相応という感じではあったものの、ヒロインの魅力を余すことなく描いていて良かったです。
特に詩夢√は内容としても一歩踏み込んだものとなっていたので、別格でしたね。
性行為を伴う踏み込んだ描写はエロゲだからこそできる表現で、まさに我々エロゲーマーが求めているものであったと言えるでしょう。素晴らしいシーンでした。
あと、ヒロインとの疑似恋愛を最大限に楽しめるような、没入度を高める工夫が随所に施されていたのも良かったです。
具体的には「主人公の名前変更可能・主観CGの多用」などでしょうか。
エモートでヒロインの動きにモーションを付けていたのも良いですね。目の前にいるかのような臨場感の演出として成功しており、本作にマッチしたシステムだったと思います。
アマカノグラフも%ごとに心情を確認でき、ヒロインの心の動きをわかりやすく追えて親切でした。
総じて、キャラゲーとしては高水準にまとまっており、その手のニーズに応えるための手間と工夫を惜しまない、非常に質の高い作品だったと思います。
シナリオ重視のプレイヤーは物足りなく感じてしまうかもですが、キャラゲーを求めている方にはうってつけの作品と言えるでしょう。
『アマカノ』シリーズは初めてプレイしましたが、人気があるのも納得という感じでした。
個人的には鴻さゆみがお気に入りです。義大がいないところでも、ところどころ本音が出ていて面白かった笑
あと、めちゃくちゃあざらしを推していたのも笑いました。
ブランド名だからとはいえ、ここまで作中で推してくるのは初めてお目にかかりましたね。新鮮で面白かったです。

点数
| アマカノ3 | |
|---|---|
| シナリオ | 16 |
| キャラ | 18 |
| 音楽 | 16 |
| システム・演出 | 18 |
| 全体の完成度 | 19 |
| 合計 87点 (各項目は20点満点) | |

おまけ
マスターアップイラスト

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コメント
コメント一覧 (2件)
Cyberさん、いつも大変お世話になっております。えりんぎです꒰✩’ω`ૢ✩꒱Cyberさんが『アマカノ3』をクリアして、感想記事を執筆なさるのを楽しみにしておりました!そして、完成した記事の切れ味。的を射ている度合。流石、Cyberさんだなと感じます。私も自分のnoteで感想を執筆しましたが、特に詩夢√の感想について、私にはない視点をなさっているなと考えており、新しい解釈を私にもたらしていただきました。早速、コメントさせていただきます。
さて、本作はCyberさんが仰る通り、俗に言うキャラゲーですね。抜〇ゲーと言ってもよいかもしれません(定義上、ややこしいのでここではキャラゲーとして扱います)。私は『セレクトオブリージュ』の貴記事に対するコメントでもお伝えしましたが、キャラゲーの評価って極論、人それぞれだよな、と考えています。その意味で、ある種前々作、前作の評価、感触を気にせず、『3』に触れているCyberさんの記事は仰る通り、フラット(=公平)であり、「そう見えるよな」と納得できました。特に詩夢√とレティ√の評価はCyberさんと私で大きく評価が異なる点は見逃せません(笑)
私って結局、納得できる「恋愛劇」が展開されているか否かで大分評価を変えてしまっているのだな、と再認識しました。というのも、私視点、詩夢√の、詩夢が義大に恋愛感情を抱く理由がある種とってつけたような感じがして、どうしても解釈不一致だったのですね(汗)一方、さゆみやレティのシナリオには納得感がありました。さゆみについては、義大が夏乃ゆかたのファンであり、さゆみに恋する地盤作りが強固だったと感じた。また、レティはシナリオの根幹に位置しており、レティ√でとった義大の行動はレティにとって特に大きな意味を持つ。これは恋愛に結び付きうると判断しております。
要するに、私は自分の「恋愛」をある意味、自分で決めてかかって、恋愛とはこうある必要がある!と(ある種勝手に)盛り上がっているのですね。こういう私(えりんぎ)のようなブロガー、プレイヤーは制作陣からすれば厄介でしかないであろうな、と感じます。ゆえに、思うのです。キャラゲーの感想、書くこと難しい!と。だって、シナリオ重視の作品ほどロジカルに「好き」を説明できないのですもの。個人恋愛なんて極論、人それぞれなので、そこに「私」が入る余地が大き過ぎるのです。ゆえに、私は過去にXで旋風を巻き起こしてしまったことが数回あったわけです(『恋愛、はじめまして』や『セレクトオブリージュ』など)。ただですね。忘れてはいけないのは、感想って(誹謗中傷を避け、作品に真摯であれば)どこまでいっても、個々人の好みの発露に過ぎないということです。どうやら、本作の記事を拝読すると、Cyberさんは『アマカノ3』に対して好感を抱いているようです。私は残念ながら、完全に本作を肯定できてはいません。その意味で、Cyberさんとは解釈、好みが異なるのではないか、と思います。しかし、ノベルゲームの感想を書く以上、自分に嘘を吐いても仕方ないと私は常々思うのですよね…結局、自分が納得しないとインターネット上にUPする意味もないよな、と改めて思います。
そんなえりんぎの勝手なキャラゲー解釈を言語化してくださったのはCyberさんの『アマカノ3』の記事含む他の記事群です。本当に感謝しております。私も今後、まだまだノベルゲームで遊び尽くして、記事もコツコツ書いていこうと思っています。その際に、Cyberさんのような質の高いレビューを書くことができるレビュワーは貴重な存在です。本記事においても、さゆみや詩夢、レティ。冬樺、叶夢に至るまでCyberさんの心温まる、良き感想が読めて私は幸せです。また、本作のような自己投影型主人公(義大)の作品をあまりプレイしたことがないので、そういった意味でも本作は勉強になる、思い出に残る(面白かったかは置いておいて)良い作品だったなと認識し直しました。Cyberさんには感謝します。
余談ですが、「>>>結婚で終わるラストシーンは、私の友人が好きそうだなと思いました笑」。これは、友情出演という解釈で合っていますかね(笑)奇遇にも、私はレティ√を最も高く評価し、実際、「恋愛劇」として説得力があったと思っています。
以上です。この記事へのコメントを書いている約20分後には、XでCyberさんと私は会話しているでしょう。その際は、座談という形ではありますが、何卒、よろしくお願いいたします(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑長文、失礼しました。
えりんぎさん、いつもお世話になっております。
Cyberです(*^^*)
『アマカノ3』の感想記事もコメントいただきありがとうございます。
詩夢√に関しては評価が大きく異なったようですね笑
『ララジャム』に続いて、えりんぎさんの感想記事も拝読させていただきましたよ。
こちらこそ、私にはない視点からの意見をありがとうございます。とても参考になりました。
>>>私って結局、納得できる「恋愛劇」が展開されているか否かで大分評価を変えてしまっているのだな、と再認識しました。というのも、私視点、詩夢√の、詩夢が義大に恋愛感情を抱く理由がある種とってつけたような感じがして、どうしても解釈不一致だったのですね(汗)一方、さゆみやレティのシナリオには納得感がありました。さゆみについては、義大が夏乃ゆかたのファンであり、さゆみに恋する地盤作りが強固だったと感じた。また、レティはシナリオの根幹に位置しており、レティ√でとった義大の行動はレティにとって特に大きな意味を持つ。これは恋愛に結び付きうると判断しております。
やはり恋愛モノをどう捉えるかについては、個人の恋愛観といいますか、そういうものに依るところが大きいのだろうなと思いますね。
さゆみに関しては素の性格を知っているというのも大きいですよね。本音で話すことができる相手と親密になっていくという流れはとても自然で、説得力がありました。
レティもそうですね、義大は彼女の人生を大きく変えたといえるので、そういう意味で恋してしまうのも無理はないよなと思います。
>>>私は自分の「恋愛」をある意味、自分で決めてかかって、恋愛とはこうある必要がある!と(ある種勝手に)盛り上がっているのですね。こういう私(えりんぎ)のようなブロガー、プレイヤーは制作陣からすれば厄介でしかないであろうな、と感じます。ゆえに、思うのです。キャラゲーの感想、書くこと難しい!と。だって、シナリオ重視の作品ほどロジカルに「好き」を説明できないのですもの。個人恋愛なんて極論、人それぞれなので、そこに「私」が入る余地が大き過ぎるのです。ゆえに、私は過去にXで旋風を巻き起こしてしまったことが数回あったわけです(『恋愛、はじめまして』や『セレクトオブリージュ』など)。ただですね。忘れてはいけないのは、感想って(誹謗中傷を避け、作品に真摯であれば)どこまでいっても、個々人の好みの発露に過ぎないということです。
私は勝手に盛り上がっても全然構わないと思っていますよ。
だってえりんぎさんの抱いた思いは、えりんぎさんだけのものじゃないですか。臆する必要は全くないと思います!
制作者の方へのリスペクトを忘れず、表現に配慮した上で、思いの丈を綴っていくといいのではないかと。
そこにえりんぎさんらしさが最大限出てくると思うので。えりんぎさんのことが好きな方は、きっとそういう感想を求めていますよ。
>>>そんなえりんぎの勝手なキャラゲー解釈を言語化してくださったのはCyberさんの『アマカノ3』の記事含む他の記事群です。本当に感謝しております。私も今後、まだまだノベルゲームで遊び尽くして、記事もコツコツ書いていこうと思っています。その際に、Cyberさんのような質の高いレビューを書くことができるレビュワーは貴重な存在です。本記事においても、さゆみや詩夢、レティ。冬樺、叶夢に至るまでCyberさんの心温まる、良き感想が読めて私は幸せです。また、本作のような自己投影型主人公(義大)の作品をあまりプレイしたことがないので、そういった意味でも本作は勉強になる、思い出に残る(面白かったかは置いておいて)良い作品だったなと認識し直しました。Cyberさんには感謝します。
こちらこそ、ありがとうございます。
私も一人で黙々とプレイしているだけでは今のような活動はできていなかったと思いますし、
えりんぎさんはもちろん、他の方との交流を通じて、深い作品理解ができるようになってきていると日々感じております。
これもひとえに、見守って下さっているえりんぎさんのおかげだと思います。
『アマカノ3』をここまで楽しめたのも、ノベルゲーム好きの仲間の存在が本当に大きいですね。心から感謝しております。
「綺麗に結婚で終わったレティ√は、えりんぎさんの好みに合致しているはずだ!」と直感的に思いました。
そこまで外れていなかったようで嬉しいですね。どうやら私もえりんぎさんの解像度が高くなってきたようです笑
最後に付け加える形で恐縮ですが、先日のXの座談スペースではありがとうございました。
非常に意義のあるスペースだったと思います。主催お疲れ様でした。感謝いたします。
それではこの辺りで失礼します。長文失礼いたしました。